- 和田 愛純
令和6年度 鍼灸マッサージ学科入学
私は、スキー競技と自転車競技をしてきました。どちらも道具を使うスポーツですが、身体の痛み・ゆがみがあると支障が出て、どこかをかばう動きになってしまいます。
そんな時にコーチにマッサージやテーピングでケアをしてもらっていました。マッサージをしてもらうだけで見違えるほど症状が改善し、患部とは違う部位へのアプローチで身体が変化する不思議さに驚かされました。それと同時に、身体の仕組みを理解し痛みを取ることが出来る魔法使いのようなコーチに憧れるようになりました。
こんな経験から、人体の仕組みに興味が湧き、コーチにしてもらったように身体をケアできる資格を取りたいと思いました。
進路を調べていく中で、あん摩マッサージ指圧師という資格があることを知り、また筋肉に直接アプローチすることが出来る鍼灸にも魅力を感じました。どちらの資格も取得できる四国医療専門学校は『自分に合っていて、最高じゃないか!』と思い入学を決めました。
入学後、高校までとは全く違う未知の世界のような授業は大変でしたが、東洋医学や解剖学を学んでいくうちに経絡の流れや筋肉のつながりなどが理解できるようになりました。そうすると、コーチが使っていたのは魔法ではなく、医学的に全てが繋がっていたのだと確信できました。そこから更にヒトの身体は面白いなと思うようになり勉強が楽しくなってきました。これからもっと専門的なことを学んでいく中で、不思議に思うことを忘れずに追求していきます。
資格取得後には、今までお世話になった方々やスポーツをする人、スポーツで身体の悩みがある人などの「魔法使い」のような存在になって、みんなから憧れられるような人になりたいです。
しかし!
そんな夢を持ちつつ、自分自身もまだまだ現役で自転車競技を続けていきたいと思っています。まずは「自分のケアは自分でできる魔法使い」になって競技面で成長しつつ、あん摩マッサージ指圧や鍼灸の技術も自分自身でレベルアップしていけるようにマルチタスクな計画をしています。そして、お世話になった地元のジュニアクラブへは、自分の経験を還元することで恩返しをします。資格取得を目指すきっかけをくれたコーチには、最大限の感謝と共に胸を張って成長した姿を見てもらおうと思います。
ついこの間までは高校生で、家族に頼りっきりな生活をしてきた私ですが、地元山口から飛び出し香川で暮らしている今、生活面でも自立しつつ資格取得に向けて精一杯頑張ろうと思います。
2024年9月