先輩の声 VOICE

私は、四国医療専門学校を卒業後、香川県の西部にある三豊総合病院で作業療法士として働き始めて8年目になります。三豊総合病院は、観音寺市と三豊市、四国中央市など、地域の拠点となる急性期病院であり、さまざまな急性疾患の方を受け入れています。その為、担当するのは脳血管疾患をはじめ、全身状態の不安定な患者の方が多く、病態が急変する場合もあるため、細心の注意をはらいながら訓練を行っています。

当院は急性発症した心筋梗塞や大血管疾患、増悪を繰り返す心不全の方が多く、私は4年目から心臓リハビリテーションチームの一員として心疾患の患者の方を主に担当しています。私は自分が担当した方に安全で少しでも質の高いリハビリテーションを提供したいと考え、心臓リハビリテーション指導士の資格を昨年取得しました。心疾患で入院された方に対し、心臓リハビリの知識を持った作業療法士の立場から退院後の生活を考慮した訓練に加え、日常生活場面や職業復帰した際の注意点など、個々に合わせた指導を行なっています。