- 森下 歩
令和4年度 鍼灸マッサージ学科卒業
ひのき堂鍼灸治療院 開業
よりよいワークライフバランスを求めて転職・四国医療への入学を決意した私が、具体的に卒業後のことを考え始めたのは、2年生になる前の春休みです。その頃からいくつかの鍼灸治療院・会社などへの訪問や、学校の先生やクラスメートへの相談を行なっていった結果、2年生の夏過ぎに卒業後すぐに開業することを決意しました。ちょうどその頃に、ご縁があって地元で師匠に出会い、臨床について学びながら、少しずつ準備も始めました。放課後も、出来る限り残って練習していたことを思い出します。
現在、開業して半年が過ぎました。臨床に関してはそれなりに準備をしてきたので、患者さんにも喜んでいただくことが多いですが、もう少しマーケティングについても勉強しておいたら良かったなと後悔しながら日々慣れないSNSなどつついています・・・。詳細はInstagramをご覧ください(笑)。
仕事でも家庭でも、楽しいこともあればうまくいかないこともあります。そのことは転職した今でも変わりません。しかし、仕事内容や時間をある程度自分でコントロールできることで、家族が疲れ過ぎない、充実した生活を送ることができています。
皆さんが就職するにしろ、開業するにしろ、卒業してからがようやくスタートです。私自身の経験から一つ言えるのは、“自分を大事に”できなければ、“人を大事に”することは難しいということです。決して自分を甘やかせという意味ではありません。大事に思うことです。「ひのき」は日陰や急斜面などの劣悪な環境でもしっかり育ち、伐採されてからも強度を増していきます。しかし、多くの人はそこまで強くありません。まずはご自分の心身の調子から目を離さず、患者さんに『良い気』を注ぐことのできる鍼灸師・鍼灸マッサージ師をともに目指しましょう!
2024年3月