- 増田 康希
令和2年度卒業
大麻学園附属桃陵クリニック 勤務
大麻学園附属桃陵クリニックで働き始めてもうすぐ1年になります。主に脳神経外科の入院患者様や整形外科の外来患者様のリハビリテーションを行っています。加えて、リハビリテーション科の開設業務として関係書類のフォーマット作成だけではなく、広報活動も経験してきました。
四国医療専門学校で学んだ『リハビリテーション(rehabilitation)』の語源は『re(再び)』+『habilis(適した)』であったことを思い出します。痛みや体力低下により自宅で生活しにくくなり困っている方が再び適した状態や生活に戻ること、つまり当クリニックでリハビリテーションが開始されたことを知り通院し始めるということです。まずは知っていただくこと、広報活動がとても大事なことだと考えています。
このようにして通院を始めた外来患者様は、慢性的な腰痛や膝関節痛を患っており、手術をしたくないが、どうにかして痛みを緩和させたいという方が多いです。痛みに対して心理面からも介入できるということもあり、患者様への接し方や話す内容なども意識し、「楽しいリハビリテーション」となるよう日々心掛けています。痛みの治療は大変ですが、痛みが少しでも緩和したり歩きやすくなったりしたなどの声をいただくと、とてもやりがいのある仕事だと実感できます。
アンケートや口コミのおかげで、今では多くの方にご利用いただいています。今後はセラピストの人数を増やし、より多くの地域の方々にご利用いただきたいと考えています。訪問リハビリテーションの開始を視野に入れ、より地域に根差したクリニック作りに貢献していきます。患者様の期待に応えられるよう、これからも精進していきます。
大麻学園附属桃陵クリニック
https://ooasa-toryo.jp/
2022年2月