授業訪問「東洋医療総合演習」
今回は、鍼灸マッサージ学科・鍼灸学科1・2年生の「東洋医療総合演習」の授業を紹介します!
この授業は、後期の通常授業期間の終了後に行われる集中講義で、それぞれの学年での1年間の学習を通して国家試験合格に必要な学力を修得できているかを確認するものです。
つまり、この1年間で学んだ内容の総復習を行う、『集大成』といえるような授業内容となっています。
前期で学んだ科目は、学んでから時間が経っていることもあり、自分の苦手な科目などはどうしても知識の抜け・漏れが発生します。1年間で身に付いた知識を確認し、忘れてしまっている知識を思い出させ、再度定着させることを目的としています。
担当した科目の教員が「東洋医療総合演習」のうちの1コマを持ち回りで行い、目的に合わせて様々なスタイルで授業を行なっています。
1年生は、2年生に進級するとより発展的・応用的な学習が始まります。
例えば、1年生では基本的な人体の構造や機能を学びますが、2年生になると病気の成り立ち、予防及び回復の促進というような内容になっていきます。2年生での学習をスムーズにスタートさせるためにも基礎固めが非常に重要となります。
2年生は、およそ1年後に国家試験が控えており、3年生になると国家試験を見据えた学習が本格的に始まります。
また、臨床実習ではこれまでのように体験・見学ではなく、自分で考えて施術を行ないます。そのためにはこれまでの学習内容の復習がとても大切です。
これだけ読むと、ちょっと大変そうに感じられますが、この授業はあくまでもこれまでに学習した内容の復習です。学生は頷きながら授業に参加しており、その表情からは「そんなのあったな」と知識の再確認ができているのが見て取れます。
1年生、2年生ともに進級後は学習する内容の難易度が上がり、それに対応するためには知識の質・量がともに求められます。
この1年間を乗り越えられた皆さんなら、次年度も必ず乗り越えていけます!
教員も一丸となりサポートしますので、次年度も楽しく頑張っていきましょう!