授業訪問「実習前OSCE(客観的臨床能力評価)」
作業
2023年9月19日(火)
作業療法学科3年生「実習前OSCE(客観的臨床能力評価)」の授業を紹介します。
「OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力評価)」とは、臨床実習を開始する前に、作業療法に関する知識や技能及び態度が一定の基準に到達しているかを客観的に評価するための試験のことです。学生は、提示された実際の臨床場面を想定した幾つかのシナリオを基に、OSCEに向けた事前練習を行ないます。試験当日は、模擬患者に対して指示された検査・測定等を行います。
本校では、模擬患者役を身体・精神・高齢者領域で活躍されている卒業生(作業療法士)が演じ、試験監督は教員が担当します。卒業生の協力により、よりリアルな患者像を演じてもらうことでき、そして後輩である学生達に対し的確なフィードバックが行なわれています。
今回のOSCEで、学生自身これから身につけなければならない知識・技能・態度を知ることができたのではないでしょうか。どの学生も真剣な眼差しで卒業生からのアドバイスを聞いていました。
作業療法学科3年生は、10月から病院や施設での実習がスタートします。
今回のOSCEでの経験を糧に、自己研鑚に励んでもらいたいと思っています。