授業訪問「東洋医学」
看護
2023年8月31日(木)
看護学科では3年次前期から後期にかけて「東洋医学」を学びます。
複数の講師がリレー形式で講義を行い、東洋医学的な身体の見方、理論、実践について学んでいきます。
今回は、国際薬膳調理師の資格をもつ池田佳代先生の授業の紹介です。「看護師のための中医薬膳」というテーマで講義と調理実習が行われました。
講義では、中医学の理論に基づいた「気・血・津液」の考え方を最初に学びました。中医学ではこれらの要素のバランスが取れていることが健康とされているとのこと。学生たちは自分自身がどんな体質なのかを調べ、その体質に合った食材や食べ方、生活全般に対する養生について興味深く学んでいました。
次に、食材自身の性質や作用とそれが身体のどの部分に作用するのか、四季と食材の関係について学習しました。その理論に基づいて「お粥とスープ」を基本に各自でメニューを作成し、最終の講義時間には調理実習を行いました。
自分に適した食材を丁寧に調理した食事は満足感も高く、美味しく楽しめました。
中医学では、病にならないうちに予防する「治未病」が重視されているそうです。「薬膳」というと難しいイメージがありましたが、今回使ったのは手に入りやすい食材ばかりでした。これを機会に普段の生活に取り入れていきたいと思います。