授業訪問「基礎きゅう実技Ⅰ」
今回は7月に実施した鍼灸マッサージ学科1年生の「基礎きゅう実技Ⅰ」の授業を紹介します!
担当は学生から絶大な人気を誇る久保先生です。
「基礎きゅう実技Ⅰ」は、きゅう師になるための基礎を作る上でとても重要となる授業です
例えば、艾(もぐさ)を絶妙な柔らかさ・大きさに形作るなど、「患者さんのニーズに沿った治療」ができるように日々練習を行っています
それでは、授業風景を見てみましょう!!
これは、艾を据(す)えるための基本練習をしているところです。
「米粒大(べいりゅうだい)」というお灸で基本となる形を作る練習をしています。
「米粒大」とは、その漢字の通り、お米の大きさの事です。
綺麗な形を作れるように集中していますね
おや?何やら竹筒を半分に切った台にお灸を据えているみたいですね!
板にお灸をする学校もありますが、本校では人の体のつくりに合わせて、丸みを帯びた竹の上に艾を据える練習をしています
こちらでは、久保先生が学生に「米粒大」の作り方と据え方を教えていますね~!
姿勢も綺麗ですね!
今回はその中の「みそ灸」を行ないます。
皮膚の上に味噌を置き、その上の艾を燃やしていきます
久保先生には使用している「みそ」にもこだわりがあるそうで・・・赤みそを使用しているそうです!!!!
久保先生によると、赤みそは、塩分が強く長持ちするとの事です。
赤みそに艾を1対1の割合で混ぜてみそ団子を作り、そのみそ団子の上に母指の先くらいの大きさに丸めた艾を置き、燃やしていきます。
このみそ灸は、血流の悪い部位、冷えや痛みがある部位に行ない、血流改善を促す効果があるとの事です
今回は、みそ灸でしたが、むくみ取りに効くといわれている塩灸やしょうが灸など、色々な「隔物灸」を授業で行なっています!
久保先生、鍼灸マッサージ学科1年生の学生さん、楽しい「授業訪問」ありがとうございました!