授業訪問「学内実習」
『What is 臨床?~コロナ禍の学内実習で得られるもの~』 ・・・というわけで、今回は絶賛開催中の理学療法学科4年生の学内実習の様子をお伝えします!
本校理学療法学科では、即戦力となれる実践力を身につけるために、合計25週間に及ぶ臨床実習を行っています
※一般的に大学や3年制の学校では必要最小限の臨床実習期間であることが多いです。しかし今年度は新型コロナウィルス感染症の影響により、本来4年次に約2ヶ月間を2回行う学外施設での臨床実習が1回に制限されてしまいました・・・
四国医療専門学校生の学びの場をなくすわけにはいけないため、残りの1回を学内での実習に切り替えて行っています!
本校理学療法学科の専任教員は全員、週1回以上、病院や施設などの臨床の場で患者様や利用者様の治療に携わり、日々研鑽しています
そんな臨床経験が豊富な教員が学内実習を日替わりで担当し、普段の基礎的な授業とはひと味もふた味も違う臨床的な内容を学んでもらっています!!
普段はなかなか見られない、臨床場面での教員の姿が少し感じられているのではないでしょうか!?
学内実習の内容としては・・・
グループ演習形式でディスカッションをすることで、理学療法の考え方に『幅』を持たせたり・・・
実際の運動療法の体験により患者様の立場になって理解することで、理学療法の『質』を高めたり・・・
床ずれの予防や呼吸がしやすいベッド上の姿勢(ポジショニング)を検討するなどの実技により、理学療法の実践の『量』を確保したり・・・
※骨が出っ張っている部分の圧を手(主観的)や機器(客観的)で確かめています
作業療法学科の教員に作業療法士の視点での評価や介入を体験させてもらうことにより、他職種の役割の理解を深めたり・・・
ときには教員が模擬患者役となることで緊張感を持たせつつ、具体的なアドバイスも行っています!!
※理学療法士の専門性でもある物理療法の経験値も増やしています。
学内実習でしか得られないものを感じ、臨床とは何か!?について考える良い機会となっています