授業訪問「地域の暮らしを守る演習」
看護
2023年3月20日(月)
看護学科の「地域の暮らしを守る演習」の授業を紹介します
この授業は新カリキュラムとして今年度からはじまりました。
看護の現場は、病院だけではありません。地域の人々がその地域で健康に暮らすことを支援することも大切です。
そこで、地域の暮らし・健康を考えるための演習として、施設見学やいろいろな体験をしてきました。
まず、宇多津町役場では、地域の特性や、住民の健康・福祉への取り組みを教えていただきました。
次に地域包括支援センターの事業として開催されている「まんでがん体操」や「コスモス(高齢者の集い)」に参加し、一緒に体操やゲーム、歌、折り紙体験をしました。
学生たちはこれまで地域のコミュニティと関わることが少ないこともあり、参加している方に話しかけることに戸惑っていましたが、一緒に参加することで自分たちも楽しみながら参加者の方と会話ができるようになりました。
ほかにも消防署では緊急時や災害について学ぶため、住民からの救急要請や現場対応のシミュレーションに参加し、救命処置を体験することができました。
防災センターでは、暴風、防火、地震などを疑似体験するとともに、災害時への備えについて考えました。
また地域の環境を考えるため、「クリントピア丸亀」を見学し、ごみ収集や処理、リサイクルなど環境について学びました。
このような体験からどのようなことができるのか、住民の人へのインタビューも通して、学生の視点での気づきを発表し意見交換をしました。
自分たちが体験することで、あらゆる年齢層の人々の健康について、いろいろな気づきが得られた満足感のある演習となりました