継灯式を開催!ナイチンゲールの精神を受け継ぎ看護師としての決意を新たに
看護学科にて第15期生である2年生が継灯式に参加しました!
新型コロナウイルス感染症の感染予防対策を徹底する中、今年度はご家族の方をお招きし実施することができました。
昨年度まではナースキャップ受け取る「戴帽式」を行なっていました。
しかしながら近年では院内感染の防止などを理由にナースキャップは廃止されています。
こういった社会的状況に合わせ、今年度から「継灯式」と名称を変更し式典を行ないました。
「継灯式」の際にともす灯は、フローレンス・ナイチンゲールがクリミヤ戦争の際、傷病者を一人ひとり見回ったときの灯を表しています。
この「継灯式」には、灯にやどるナイチンゲールの看護の精神を受け継いで欲しい、という思いが込められています。
またナイチンゲール誓詞を15期生全員でとなえ、看護の道に進む決意を新たにしました。
同窓会からは花束と記念品としてバインダーの贈呈があり、また学生自治会からは1人ひとりに1輪ずつ赤いバラが贈られました。
式典後の記念講演では、アメリカで看護師としての勤務経験のある木村杏子さんに「『自分らしく生きる』を貫く〜歩んできた道と未来に思うこと〜」をテーマにオンラインにてお話しいただきました。
木村さんは、北里大学で臨床検査技師の資格を取得後、看護の道を志しアメリカで看護師資格を取得されました。
ロサンゼルスにあるUCLA大学病院にて15年半ICU看護師として勤務し、2年前より日本に拠点を移して講演活動や医療通訳業務に従事されています。
人生の転機に対してより良い判断をしていくためには、①アンテナを張ること、②考え方に柔軟性を持つことが大切とのお話、また失敗を恐れず挑戦する木村さんの勇気や行動力に学生たちは感銘を受けていました!!
また、海外での終末期の患者さんとの関わりについてのお話の中で、「看護はアートであり、最後の瞬間までその人の人生に色を付けることができる仕事」であると伝えられました。
海外では最後の日を患者、家族で決めることができ、その状況の中で看護師としてどのように対応しているのかを伺い、学生達は最後まで「自分らしく生きる」患者さんとしっかりと向き合い支えられる看護師になりたいと強く感じたようです。
学生の胸を彩る胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があります。
患者さんの幸せや思いを尊重し、看護を通して互いに幸福を感じることができるように,看護の道を歩んでほしいと思います。