鍼灸マッサージ学科・鍼灸学科 合同カンファレンス発表
毎年9月に鍼灸マッサージ学科と鍼灸学科の1~3年生合同で、臨床実習での担当患者についてのカンファレンス(症例報告)を行います!
このカンファレンスの目的は、自らの病能把握(病証)や治療方針(弁証)の内容を第3者に確認してもらい、様々な意見を聞き、「治療家としての質」を高めることにあります。
また、担当患者の疾患や症状をカンファレンスに向け再度調べ直し、当時の病能把握や治療方針が本当に適切であったかを自己分析する機会でもあります。
さらにカンファレンスで様々な意見を聞くことで新たな知識を得ることに繋がります。
このカンファレンスを通じて、良い結果だけでなく思うようにいかなかったことなど、自分が担当した以外の症例についてもたくさんの知識や情報を皆で共有することができます。
4月から、3年生は施術者、2年生は見学、1年生は患者役として全学年で臨床実習を行ないます。
6月からは協力患者(一般外来患者)に対する実習も始まり、協力患者の方の訴え(主訴)に対し、授業で学んできたことを活かし教員の指導の下、施術を行っています。
発表では、2年生で学習する用語や検査法などが出てくるので、2年生からも疑問に思ったことなど質問がありました!
緊張している様子の3年生でしたが、質問に対し落ち着いて回答していました。
1年生はまだまだ知識不足のため、初めて耳にする用語に戸惑いの様子が見られましたが、今学習している内容が今後の臨床実習に活かされることが分かり、更に就学意欲が増すのではないでしょうか。
1~3年生合同でのカンファレンスは、参加者全員にとって良い刺激になったと思います。
3年生は目指す治療家のイメージをもって、後期の臨床実習に取り組んでいきましょう!
先入観や固定概念にとらわれず、広い視野を持って患者の方と向き合ってください。