香川県立視覚支援学校との交流授業
鍼灸
2024年6月21日(金)
香川県立視覚支援学校から教員5名と生徒6名が来校され、交流授業が行われました。
午前中は図書室、附属施術所、学生ホールなどを見学された後、鍼灸マッサージ学科3年生「東洋医学臨床論」の授業を聴講されました。
午後は鍼灸マッサージ学科3年生の「オイルマッサージ実技」と2年生の「応用あん摩マッサージ指圧実技」の授業に参加され、実技を通して教員・学生と共に交流し有意義な時間となりました。
視覚支援学校ではオイルマッサージの授業はないため、生徒の皆さんは初体験!3年生が「うわぁ、緊張する~」と言いながらも下肢のオイルマッサージをスタート。「力加減はいかがですか?」「はい、ちょうどいい感じで・・・手技もバラエティーで気持ちが良いものですね!」とのコメントにうれしそうな様子。また、「手技はこんな感じで行います。」と手に手を取って、ご指導させて頂いたり・・・。
このような機会は滅多にないので3年生にとっても良い機会でした。そして、2年生の「応用あん摩マッサージ指圧実技」では、側臥位での「あん摩」を中心に全員と実技交流することができました。
やはり、お互いの手技に興味があったので、施術し合いながらとても盛り上がりました。教員同士でも実技交流し、揉捏方法の使い分けとその力加減、圧の深さ、スピード、手指の当て方や角度など・・・とても勉強になりました。
視覚障がい者が最も従事している職業は、国家資格の取得が必要となる「あん摩マッサージ指圧師」です。就労する視覚障がい者のうち、30%以上の人が鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得し活躍されています。同じ資格取得を目指す私たちがお互いのことを知り、理解して、知識・技術の交流が続いて行くことを願います。