地域の健康支援を学ぶ!施設見学と実地体験を通じて地域医療の役割を考える演習
看護
2024年2月22日(木)
私たち看護師の仕事は、病院・診療所といった臨床現場だけではありません。地域の人々がその地域で健康に暮らすことの支援も大切な仕事の一つです。
そこで、地域の暮らし・健康を考えるための演習として、施設見学や様々な体験を行ないます。
まず、宇多津町役場では、地域の特性や、住民の健康・福祉への取り組みについて学びました。
次に宇多津町の事業である「集いの場コスモス・チームオレンジの集い・認知症カフェ(高齢者の集まり)」、「はぐはぐランドうたづ(子育て支援)」に参加し、参加者と一緒に体操やゲーム・歌・折り紙などに参加し、また一緒に遊ぶことで子どもたちとコミュニケーションを図りました。
これまで地域のコミュニティと関わる経験の少ない学生たちは、最初は参加者に話しかけることに戸惑っていましたが、一緒に参加することで自分たちも楽しみながら段々と参加者の方と会話ができるようになりました。
ほかにも消防署では、緊急時や災害について学ぶため、住民からの救急要請や現場対応のシミュレーションに参加し、救命処置を体験することができました。
防災センターの演習では、暴風・防火・地震などを疑似体験するだけでなく、災害時への備えについて考える機会となりました。
また地域の環境を考えるため、「クリントピア丸亀」を見学し、ごみ収集や処理・リサイクルなど環境について学びました。
このような体験を通じて看護学生として、また看護師になってから地域でどのようなことができるのかを考え、その気づきを発表し、意見交換を行ないました。
あらゆる年齢層の人々の健康について、自分たちが実際に体験することで様々な気づきが得られ、満足感のある演習となりました。