マラソン大会ではりのコンディショニング
トップ選手から市民ランナーまでが参加する「第76回香川丸亀国際ハーフマラソン大会」が開催されました。75年という日本屈指の歴史ある大会!今回は約7,700人が快走~。前日から雨で天候が心配されましたが、スタート前には雨も止み、女子で大会新記録、男子では日本学生新記録が誕生するなど・・・絶好のコンディションだったようです。
四国医療専門学校(鍼灸マッサージ学科・鍼灸学科)では毎年、出走前のランナーの皆さまに「はり」でサポートさせていただいています。ここで使用する鍼は「パイオネックス」(はりのセイリン社製)で、皮内鍼、置き鍼、シール鍼とも呼ばれる貼るタイプの鍼です。これを貼っておくだけでもマラソン中の疲労感が軽減し、走行後の筋肉痛をやわらげる効果があります。
施術ポイントは、ランニングに関係する下腿部、大腿部のツボですが、ランナーの皆さんのニーズはいろいろで、「頸から肩にかけて突っ張り感がある」「腰が痛いんですよね」「腕が重い感じ」「股関節が何だか気になる」「足首が不安」「膝のここが痛い」などなど、たくさんありました。私ども教員は、ランナーが気になる部位を触り、手際よくツボを取り、「ココ!」という「決めポイント」に鍼を貼っていきます。
はりのコンディショングブースは出走前の8時20分~10時20分位・・・と短い時間でしたが約230名の方にご利用いただきました。初めての方、リピーター、そして卒業生も来てくれました。ありがとうございました。
また、(公社)香川県柔道整復師会からも救護ブースが出店され、AED隊・心肺蘇生、アイシング、テーピング、手技によるコンディショニングが行われており、多くのランナーが利用されていました。AED隊には、四国医療専門学校の柔道整復学科教員・看護学科教員と看護学科学生11名も参加しました。また、非常勤講師、卒業生も多く参加されていました。すばらしいことです。
そして、山下久美子副学校長(看護学科)がマラソン大会に出場!走っているのを見つけた教員は「キャ~」と大興奮していました!お疲れさまでした!
大会運営では、本当にたくさんのボランティアがランナーを応援していました。吹奏楽部・陸上部の高校生、沿道応援団、医師・看護師・救急救命士等の医療資格を持つメディカルランナー・・・、まだまだ「縁の下の力持ち」がたくさんいらっしゃいます。
私どもも微力ではありますが、地域に貢献できる、お役に立てる活動をこれからも続けてまいります。
気持ちの良い1日でした。
ありがとうございました。