坂出市立病院の災害時実動訓練に参加!実践を通じて学ぶトリアージと緊急対応スキル
看護
2023年12月2日(土)
坂出市立病院の災害時実動訓練に看護学科4年生が被災者役として参加しました。4年生は就職先も決まっており、現在看護師国家試験全員合格に向けて頑張っています。
この訓練に参加して救急隊員や看護師・医師によるトリアージや災害時の看護師の働きを目のあたりにし、「自分は看護師としてやっていけるのかな」という不安と「自分も早く一人前の看護師になりたい」という期待が湧き上がってきたと話してくれました。
トリアージ
災害や緊急事態で医療リソースを最も必要とする患者を優先するためのシステム。限られた時間や資源の中で効果的に治療を提供するために行われ、通常緊急医療現場では患者を赤、黄、緑、および黒のカテゴリに分類。
赤: 即座に治療が必要な重症患者。
黄: 重篤ではないが、治療が必要な患者。
緑: 軽傷の患者。
黒: 助けが到着しても救命できない患者。
この分類により、医療チームは最も深刻な状況にある患者を優先し、リソースを最適化して効果的な治療を提供可能。
被災者役として、傷のペイントシールを貼ったり、傷口の状態についてどのように伝えるか、痛みの伝え方について相談したりと、実際に災害時の状況を想定して訓練を受けたことは、今後の看護師としての役割を考える上で貴重な経験になったようです。
この災害時実動訓練への参加は、将来看護師となる学生にとって貴重な経験となるだけでなく、災害時の状況を想定し臨機応変に対応する能力を養う良い機会となりました。
被災者役としての役割を通じて、傷の処置や痛みの伝え方などの実践的なスキルを学ぶことができたことは、今後の現場で活かされることでしょう。
将来は、責任感を持ち、迅速かつ的確な対応ができる看護師として社会に貢献してほしいと考えます。