第17回ナイチンゲール献花祭を開催!看護の日を記念し、学生たちが看護師としての志を新たに
ナイチンゲールの誕生日である5月12日は「看護の日」と制定されています。日本看護協会は、毎年この日を含む1週間を「看護週間」としており、「看護の心をみんなの心に」をテーマに各地で記念行事やさまざまな活動が行われています。
看護学科でも開設時から毎年この日に「ナイチンゲール献花祭」を開催し、看護学生と教員がともに看護について思いをはせる機会としています。第17回目となる今年度は、看護学科1年生から3年生の計133名と職員がナイチンゲール像にカーネーションを献花しました。
式典では「近代看護教育の母」とされるナイチンゲールの功績や経歴についても紹介されました。クリミア戦争に看護師として従軍したナイチンゲールの功績は今もなお語り継がれています。
看護学科3年生は、夏から臨地実習が始まります。2年生は、看護の専門分野の学習も始まり、冬には3週間の基礎看護学実習を予定しています。1年生は初めての献花祭で、白衣姿の先輩たちに刺激され自分たちが目指す看護師像を意識したことでしょう。「目標を高く掲げなさい」というナイチンゲールの言葉に、身が引き締まった学生も多かったのではないでしょうか。ろうそくを灯したナイチンゲール像に赤やピンクのカーネーションをささげ、改めて看護師を志す決意をしました。
献花祭を記念して、特別講演も開催されました。今年度は高松赤十字病院看護部より林 美紀先生をお招きし「いのちをつなぐ看護 ~脳死下臓器提供の経験から~ 」のテーマでお話しいただきました。臓器提供に際して、ドナーとそのご家族、レシピエント(移植手術を受ける患者)、医療職者それぞれがどのような状況にあり、具体的にどのように関わり合っていくのか、お教えいただきました。また、意思決定支援にあたっての倫理的なことがらを考える機会にもなりました。
それぞれが、将来白衣に身を包んで臨床に立つ自分を思い描きながら、一歩ずつ歩を進めてほしいと思います。