新入生オリエンテーション
入学式の当日・翌日・翌々日の3日間かけて「新入生オリエンテーション」を行ないました。 内容は、ご家族の方も対象に「教員紹介」「履修規程の説明」「学事暦の説明」やホームルームでの「自己紹介」「時間割配布」、また「白衣の採寸」「ワークショップ」「新入生研修」など盛りだくさんです。 この中でもクラスメイトとの距離がグッと近くなるであろう「ワークショップ」「新入生研修」を紹介します。
まずは、「ワークショップ」です。
クラスメイトとは、これから3年間をともに過ごし、国家資格を取得するという目標に向かって一緒に勉強していきます。そのクラスメイトと親睦を深め、コミュニケーション能力を養い、個々人が鍼灸に対して持っているイメージを共有することを目的として「ワークショップ」を実施しました。
本学科では、入学前教育の一環として、はりきゅう治療を体験し、その感想などをレポートします。グループ分けをし、その内容を基に次の3つのテーマについて話し合い、ポスター制作と発表を行います。
- ①多くの人に鍼灸を受けてもらうには・・・?!
- ②どんな人が鍼灸師に向いているのか?!
- ③将来、どんな鍼灸師になりたいか?!
治療体験をする前と後で、鍼灸への印象の変化はどのようなものだったか、自分が治療を受けた鍼灸師の身だしなみや接し方をどのように感じたかなど、人によってさまざまでした。自分とは違った視点の考え方や、自分一人では思いつかないような意見がたくさん出ており、白熱した話し合いが行なわれていました。
ポスター制作では、リーダーを中心にどんなイラストを描くのかなど話し合いながら作業していました。どの班も個性的で素晴らしい作品ができあがりました。
ポスター制作を終え、ドキドキの発表タイムです。
全員、緊張しながらも聞き手にしっかり伝わるように発表することができました。
新入生の新鮮な意見、着眼点などは、私たち教員も学ぶところが多くあり、とても勉強になりました。
今回のグループワークを通じて、1人1人が鍼灸について認識を深め、しっかり学んでいこうという自覚ができたのではないでしょうか。今のこの気持ちを忘れずに、3年後の国家試験を全員で突破し、素敵なはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師になってください!
翌日は、「新入生研修 ~香川の文化を学ぼう~」です。
この研修の目的は次の4つです。
- ① 親睦を深める。
- ② 自らが勉学を学ぶ香川の文化(うどん文化・こんぴら文化)に触れる。
- ③ 集団行動の意義について考え、実践する態度を育てる。
- ④ 良い思い出になるような、楽しい1日を過ごす。
天気予報では雨模様で心配していましたが、当日は気温気候もよく新入生・教員ともにほっとしていました。
学校に集合、宇多津駅から琴平駅へ電車移動し、まずは「中野うどん学校」へ。
タンバリンを使って盛り上げながら、小麦粉を捏ねたり踏んだりしてうどん作りを楽しんでいました。
うどんの幅を均等に切るのが意外と難しかったようです。
出来上がったうどんは、自分たちで茹でてお昼ごはんに食べました。
初めてにしてはいい感じに仕上がっていてとても美味しかったです。
うどんを食べたあとは金刀比羅宮の裏参道を登っていき、ヨモギ取りをしました。
この日収集したヨモギは学校で乾燥させ、艾(もぐさ)づくりに使います。
その後、宝物館に行き、歴史について学びました。
社会の教科書で見たことあるやつだ!と言っている学生もおり、その当時を懐かしんでいる様子でした。
宝物館の見学後は御本宮まで登り写真撮影をしました。
初々しい一枚が撮れました。
写真撮影後は下山も兼ねて1時間の自由時間を設けました。
散策する学生や景色を撮影する学生など思い思いに 楽しんでいました。
新入生のみなさん、「ワークショップ」「新入生研修」を通して、クラスメイトとの距離は近くなったでしょうか?
これから3年間クラスメイトと切磋琢磨しながら楽しい学校生活を送ってくださいね。