看護学科 卒業記念講演会
看護
2020年2月19日(水)
香川大学医学部付属病院看護師 川田通子先生を講師に迎え、「HIV感染者/エイズ患者の地域医療 将来、地域医療を支える皆さんに知ってほしいこと」をテーマに、卒業記念講演会を開催しました!
卒業生45名に加え3年生・2年生も一緒に、「卒業後、地域医療を支える看護師になること」についてHIV看護の側面から考えました
講演では、エイズ治療中核拠点病院としての香川大学医学部病院の役割、地域の病院における看護師の役割など具体的に教えていただきました!
特に「HIVウイルスが免疫を司るCD4陽性T細胞に侵入し、細胞を破壊する」という仕組みについて、川田先生お手製の模型やボールで細胞やウイルスを示した解説に、学生は身を乗り出し熱心に聴講していました
また、地域包括的支援として大切な社会保障制度や薬物治療の支援、HIV看護における他職種とのチームでの取組み(他職種連携)、感染症予防対策における一般感染症と同様なスタンダードプリコーション(標準予防策)の徹底など、4月からの具体的な看護業務を再認識することができました!
そして、何よりもHIV看護で大切な患者さんに対するプライバシーや心理面に対する配慮、家族やパートナーの支援など、HIVを慢性疾患としてとらえて在宅療養を地域で支える重要性を知ることができ、「HIV患者さんやパートナー、そしてご家族の普通の暮らしをまもることのできる看護師になってもらいたい」という、川田先生の熱く・優しい心が伝わる貴重な講演会でした