第10回 日本鍼灸国際セミナー JAPAN10
1週間にわたり、日本鍼灸国際セミナー(JAPAN10)が開催されました!
【主催 Acupuncture & Integrative Medicine College, Berkeley (鍼・統合医療専門職大学院バークレー校) 協賛 四国医療専門学校】
今回はアメリカ、カナダ、オーストラリア、スペイン、スイス、チリ、日本で活躍する鍼灸師19名が参加
開講式では石川 浩学校長歓迎の挨拶、またリーダーで通訳のStephen Brown先生がご挨拶され、参加者の自己紹介がありました
セミナーの講師は、
①船水隆広先生
②津田昌樹先生
③小川恵子先生
④大麻陽子先生
⑤村田守宏先生
⑥佐藤裕仁先生
で、日本鍼灸の実技を中心とした深い内容でした
海外鍼灸師の皆さんは、すでにそれぞれの国で日本スタイルの鍼灸を行っているので、技術はとても高いです
期間中は、鍼灸マッサージ学科・鍼灸学科の学生も少し見学させていただきました
海外の鍼灸師が日本鍼灸を学ぶ「姿勢」、てい鍼、銀鍼、超浅刺、施灸の「テクニック」にビックリ!
講師のデモンストレーションにも釘づけ状態でした
見ると聞くでは大違いですね
また、お昼休みを利用したスペシャルメニューとして、お茶会(北地宗多社中)と備前百会灸(石部春子先生)を体験いただきました
お茶会は毎年リクエストをいただき、恒例となりました
初めての「備前百会灸」は大好評!
修了式では大麻悦治理事長から修了証書が渡されました!
また、記念品として「陰陽調和」の色紙額が贈呈され、皆さん大変喜ばれていました
セミナーリーダーのJeffrey Dann先生、Stephen Brown先生はおっしゃいます!
「現代医療に欠けている、医師&患者の触れ合いを補うのは日本の伝統的な両手刺鍼法(押手と刺手)だけである。患者も機械的な医療より、人間的治療を求めており、触れ合いを排除した鍼灸には不満を持っている。体全体を触診して気持ちの良い鍼をする治療家を求めているのです」と。
日本の鍼灸師は、知識、経験、触覚、直感を駆使して初めてベテランと認められます
患者ひとりひとりの感受性を尊重する配慮とやさしさが見られ、体のみならず、心の癒しに欠かせないスキンシップの要素を含んでいます。
日本鍼灸のコンセプトは、①触覚による鍼灸、②バラエティ、③やさしさ、最終的には患者の個体差に適した気持ちいい、心地いい治療です!
これから、ますます大事な治療法となり、世界から期待されます
また、世界に開け広げることでさらに発展することでしょう!!
そのような日本鍼灸のすばらしさをあらためてJAPAN10参加者の皆さまから教えていただいたセミナーでした!!
ありがとうございました
またお会いできる日を楽しみにしています