大島青松園 施設見学
高松港から30分ほどのところに元ハンセン病患者の方々が生活しておられる国立ハンセン病療養所大島青松園があります。
看護学科2年生が島を訪問し、看護師さんやそこで長く生活している入所者さんからのお話を伺いました
また島内にある様々な施設を見学させていただきました。
毎年恒例の浜辺清掃も行ってきました
学生たちはハンセン病やそれについてのこれまでの歴史、らい予防法、隔離された島での生活の実態、リプロダクティブヘルス・ライツなどそれぞれ関心のあるテーマでグループワークを行い訪問に臨みました!
島を訪れると隔離政策がとられた当時の解剖台や小さな子どもの慰霊碑など、近年までこのような痛ましい現実があったことを実感し、胸が締め付けられるような思いになりました。
また看護講和では「尊厳を守り、心情を理解し、安心して生活できる環境を提供できるように取り組んでいる」という内容のお話、入所者さんからの講和では、島で一生を終えようとしている現在、ハンセン病に限らず、人権や差別・偏見の啓発のため、自分たちの経験や大島療養所をどのように残し、次の世代に引き継いでいくかというお話がありました
人生の長い期間にわたる想像を絶するような経験を、未来への展望につなげて取り組まれている元患者さんの姿に感銘をうけ、このような形で私たちに伝えていただいたことに心から感謝しています
島を訪れ、入所者さんや看護に携わる方々とこうして交流ができることで、様々なことを感じ、現在学んでいる看護におけるアドボカシー(権利擁護)や倫理について深く考え、重要性を学ぶことができました!
これから看護師を目指すなか、2年生ひとりひとりが今回の訪問で感じたことを大切にしていきたいと思っています
施設訪問にあたって、お話しいただいた入所者さん、施設のスタッフの方々、ボランティアの方々ありがとうございました!!