まだ見ぬ対象者に思いを馳せて・・・
作業
2021年4月7日(水)・14日(水)
作業療法学科3年生は今年10月より評価実習、臨床実習を行ないます!
「実習で出会う対象者に対して今できる事は何か」をゼミの時間に考える機会を設けました
第1弾は・・・ 『去年経験した先輩たちに聞いてみよう』
臨床研究で忙しい中、3年生の為に時間を割いてくれた4年生!
実習の内容(楽しかったこと、不安だったこと、注意されたこと・・・)、一人暮らしのこと・・・たくさん自分たちのエピソードを話してくれ、またアドバイスもしてくれました
先輩から具体的に話を聞くことで、今現在の漠然とした不安から具体的なイメージを描けるようになり、今自分たちがやるべきことも分かったようです
先輩たちから話を聞いた後は3年生だけで実習までの時間で今自分たちが何をすべきか考えました
また、自分自身の目標を紙に書き、教室に掲示して常に意識できるようにしました
続いて第2弾は・・・ 『対象者が感じている世界に近づいてみてみよう』
視野を狭くしたメガネを作成して装着、イヤホンを両耳に入れ音楽を聴く、膝を弾性包帯で固定、前にリュックを持ち、手袋をはめて・・・いざ歩行
1人は対象者役、1人は実習生役のペアでの練習。
クラスメイトではありますが、高齢者の対象者としての対応。
終了後、感想を聞くと
- 姿勢を保つことが難しくてとても疲れた
- 普段当たり前に行えていることがこんなに難しいことだと分かった
- 次の行き先をはっきり言ってくれないと不安だった
- 急に話しかけられてびっくりした
- 車椅子に乗っている時に急な方向転換をされて怖かった など
対象者の体験をしたからこそ分かる不安、怖さ、つらさなどを感じることができたようです!
また、一方で
- 腰や首がとっても痛かったけど、優しく声をかけてもらったらうれしかった
- ちゃんと顔を見ながら話してくれると安心できた
- ゆっくりはっきり話してくれると聞き取りやすかった など
どんな支援をされたらうれしいのかも実感することができました!
3年生になって、より一層積極的に頑張るという気持ちが芽生えてきた学生が増え、クラスの雰囲気もとってもいい感じになっています
これからも実習に行くまでの残りの時間を使って、まだ見ぬ対象者への対応の仕方などをみんなで力を合わせて、みっちりと練習していきましょう!!