「おへそを温める健康美容法」
「へそ美容」って聞いたことはありますか!?
数年前からアメリカでは人気美容法の一つとなっていますが、シンガポール、台湾などでも人気が高いそうです。台湾では、お灸やキャンドルによる熱でおへそを温め、体質の改善を促す方法が古くから知られています。
日本でも昔から、へそに用いられる「塩灸」という灸法があります。皮膚直接に塩をのせるのではなくて、皮膚上にガーゼ、和紙などを置いた上に、平らな円形に塩を盛り、その上に適度な大きさのもぐさのせ、燃焼させるという方法です。
おへそには「神闕」(しんけつ)というツボがありますが、ここを温めると、お腹の奥まで温まるので、とても気持ちが良いのです!冷えによる腹痛や下痢によく効き、体の働きが全体的によくなり、より健康的な体作りが期待できます。おへその後ろには重要な臓器が多く、付近を温めることで全身の血流が促進されて体温が上昇します。体温が上がれば新陳代謝が活発になるので、免疫力の向上や脂肪燃焼効果、お肌のターンオーバーが正常化するなど、ダイエットや美肌などの幅広い効果も期待できます
おへその温め方
① カイロ
もっとも簡単です。サイズは小さいものがいいですね。貼る場所は、おへその上ですが、へそ下の「丹田」と「仙骨」を前後セットで使うとより効果的です。注:皮膚に直接には貼らないように。
② ホットタオル
お湯で作るときは、タテ半分に折ったタオルをくるくると巻いてロール状に。そして、熱めのお湯(45℃~50℃)で浸し、しぼります。電子レンジでは、タオルを水で濡らしたのち、固めに絞って、タオルをラップにくるんだら電子レンジで1分加熱。とても熱くなるので、取り出すときは注意してください!!
③ ペットボトル
80℃のお湯をペットボトルに入れるだけです。手軽でコスパに優れています。タオルを敷いて「気持ちいい」がベストです!ゆっくり、おへそを温めましょう
おへそ周りのツボ
① 天枢 へその両脇にあるツボ。へその中央から左右に指幅3本(示指、中指、薬指)分外、腹直筋上に取ります。腸に作用するので消化不良、便秘、下痢に。
② 水分 へそのすぐ上にあるツボ。へその中央から指幅1本(母指)分上。余分な水をさばいてくれるので、むくみなどに。
③ 気海 へそのすぐ下にあるツボ。へその中央から指幅2本(示指、中指)分下、エネルギーUPで気の流れをよくします。
④ 肓兪 へそのすぐ横にあり、へそに最も近いツボ。へその中央から指幅1本(示指)分外。腎臓に作用。
お腹が冷えているか、自己診断するには!?
自分自身の手をお腹に当ててみてください。通常、お腹周囲の温度は36℃前後です。対して、手の温度は27℃前後です。自分のお腹に手を当てて、お腹が冷えていると感じたり、あまり温度差を感じない場合はお腹が冷えている可能性があります。今、真夏の暑い時に、自分のお腹を触って冷たいと感じたら、お腹を温めてくださいね
脳と腸は密接に関係があると考えられてきました!
皆さんも緊張して下痢をしたり、逆にお腹の調子が悪くなって不安感が強くなることはないでしょうか!?このような脳と腸との関係性を脳腸相関といいます。脳と腸が影響しあうことを示す言葉です。脳が腸に影響を及ぼす場合、脳が自律神経を介して腸にストレスを伝えます。ストレスによって、お腹が痛くなって便意をもよおすことが良い例です。・・・ならば、脳と腸の関係を良好に保つことは健康増進につながります。
ぜひ楽しく実践してくださいね