「継続は力なり!手のひらのツボ 5選」
7月から「耳」「おへそ」「足裏」・・・と部位別にツボをご紹介しています!
名付けて「部位別ツボ特集~!」 確かに・・・体の部位別ですと、聴いている方もわかりやすいし、覚えやすい、セルフケアにも活用できますね
「癒しのツボ」はツボのお話だけでなく、東洋医学を中心とした健康に役立つお話を皆さんにお届けしていますので、何でもお気軽にリクエストしてくださいね
さて、今回は「手のひらのツボ」です
皆さん、手の準備をしてくださいね。手のひらが上です。
手のツボも足のツボも全身の調整に有効ですが、大きく分けると、手には上半身に効くツボが多く、足には下半身に効くツボが多いという傾向があります。
デスクワークが多いことによる運動不足、緊張やストレスにさらされることが多い現代人は、頭に血液が集まりがちです。血流も悪くなり、頭が重い、目が疲れる、肩が凝る、のぼせる、眠れない、といった症状が起こりやすくなります
一方、下半身には水分が落ちていき、滞りやすくなります。そして足が重い、むくむ、冷える、腰が痛いなどの不調が出てきます
東洋医学では、このように体に偏りができて「バランス」や「めぐり」が崩れると病気になりやすいと考えます。体のバランスを整え、全身のめぐりを良くするのに、ツボは効果的です。
さらに、手足には毛細血管が集まっているので、そこを刺激することで血流が効率よく改善されます。頭に集まっていた血液が末端の毛細血管に流れてくれば血圧が下がり、自律神経も副交感神経が優位になってリラックスモードに切り替えられます。(これまでは自粛生活・在宅勤務もあったので)運動不足による腰痛や肩こりなど「体の不調」に悩んでいる方も多いのではないでしょうか!?
手のひらのツボは、いつでもどこでも押すことができる手軽さも魅力!覚えておくと安心です
1 肩・首凝りに 後溪(こうけい)
小指の側面をなぞります。小指の付け根に出っ張った骨(関節)のすぐ下です。側面に向かって垂直に押します。
2 倦怠感・自律神経のバランスを調節する労宮(ろうきゅう)
手を軽くグーにした時に中指と薬指の先端が手のひらに当たるところの間です。手のひらのちょうど真ん中。
3 イライラの解消に心穴(しんけつ)
中指の第一関節の中央に取ります。
4 胃痛などの消化器系に効く胃腸点
手のひらの中心よりも少し下、中指と薬指の間から下ろした線が生命線と交わるところ。
5 飲み、食べすぎ・下痢に効く魚際(ぎょさい)
親指の付け根のふくらんだところ(母指球)の真ん中を触ってみてください。真ん中から少し外、手のひらと手の甲の境目がツボです。
からだの不調を感じる側の手を押す
ツボの位置は右手も左手も同じですが、左右のツボは神経を通じて体の各部に対応しています。そのため、身体の右側に不調がある場合は右手を、左側に不調がある場合は、左手のツボを押すといいです。たとえば、右肩が凝っている場合は右手にあるツボを、左肩なら左手にあるツボを押すと効果的です。凝っている側は、揉んでみると少し痛かったり、痛気持ち良い感じがしたり…と、ツボに反応が出ていることが多いですよ。
ツボ押しはいつでも実践できますが、特におすすめなのは夜の時間帯
手を揉むことは脳の前頭前野という領域の神経活動を抑え、リラックス効果がもたらされます。夜の時間帯にツボを押せば、ぐっすり眠れるようになります
理想の頻度は毎日5~10分
1日で長時間マッサージ、長時間ツボ押しするのではなくて、短い時間で毎日続けることが重要です。継続は力なり。継続して行うことで効果が確実に得られます!