「お手軽!ながらツボストレッチ~」
リスナーさんから~「部位別ツボ、実践しています。なにか作業をしながらでもツボを刺激できて良いですね!」とメッセージ。
部位別はとても反響がありましたねツボは体全体にありますが、手足にあるツボは手軽に刺激ができて、短い時間で体の微調整が可能かもしれません。
今回は、ながら、できる、ツボストレッチをご紹介しますね
ツボを刺激するためには、1点をグ~ッと押さないといけないと思っていませんか?
もちろん、そうなのですが、自宅でセルフケアとして行うなら、ツボが並んでいる 「経絡」 をグ~ッと伸ばすだけでも十分です。
また、ツボとその周りの筋肉を一度に動かすと、相乗効果で血液やリンパ液の巡りがよくなります。
血液やリンパの流れを促進することで、効果を実感しやすくなるという利点もあります
①心包経(腕~手)を伸ばす このラインを刺激すると、イライラや不安の解消に役立ちます。
- 手のひらを上に向けて、腕を前方へ伸ばします。反対の手で手のひらを上から持ち、下の方へと押していきます。このとき、手のひらから肘にかけ、心地よく伸びを感じるところでゆっくりと呼吸をしながら、15~30秒ほど保ってください。 反対側も同様にね。
②大腸経(頭~腕)を伸ばす このラインを刺激すると肩こりが改善され、呼吸が楽になります。
- うしろで手を組み、肩甲骨を引き寄せるようにして胸を開きながら頭をゆっくり後ろに倒します。伸ばすことで経絡上にある複数のツボを一度に刺激できます。
③胃経を(頭~足)を伸ばす このラインを刺激すると、胃のはたらきが活発になります。
- 立った姿勢で床に足のつま先を引っかけてください。足の甲に軽く体重をかけて足首を伸ばしていきます。足の甲からスネの前側の筋肉が伸びているところで15~30秒ほど保ってください。片足ずつ行いましょう。
お仕事だけでなく、プライベートでもパソコンやスマホを使うことが多く、前かがみ・猫背姿勢で長時間過ごしてしまうことが多いですよね・・・
そんな現代人にとって、背中(肩甲骨)に目を向けることは大切です。からだの不調を訴えるとき、肩こりや腰痛を自覚される方は多いですが、一番に“背中”という人はなかなかいません。そのため、日頃から自分で意識していないとその不調に気づかず、どんどん悪化させてしまうことがあります。
悪化につながる要素としては
①背中と前側の筋のバランスが崩れる
- デスクワークをしているときは、前かがみになっているため背中の筋はずっと伸ばされていますね。伸ばされ続けた筋は収縮機能が低下します。それが続くと戻すことが難しくなり、背中の筋は伸び切ったまま、逆にからだの前側の筋は収縮し、縮んだまま固まってしまうのです。
②筋は何層にもなっている
- からだはどこの部分にも、いくつかの筋が入り交じっていますが、背中はとくに筋が何層にも重なり、上にはとても大きな筋が覆いかぶさっているため、奥の方にある筋は意識しないとしっかり動いてくれません。特に、最も奥にある筋は、小さい筋ということもあり、悪い姿勢を放置すると硬まってしまいます。
③肩・頸・腰は全てにつながる
- からだは無意識にカバーし合うようにできています。背中はからだの中心にあるので、腰・肩・頸が疲れたり、凝ってくると、背中に影響します。逆に背中の不調はその他の部分に悪影響をもたらしてしまいます。
④肩甲骨と脊柱の間はせまい
- 個人差はありますが、肩甲骨と脊柱の間はとてもせまいですね。その分、動かせる可動範囲も小さいのです。日常生活の中では、そこまで収縮してくれないので意識して動かすことが大切です。肩甲骨をほぐすには、とにかく回すことと、寄せることです
朝にオススメ「首」のツボストレッチ
缺盆(けつぼん)
- 鎖骨の上のくぼみの真ん中にあるツボ。顔や首のリンパが流れ込むところです。押しながら伸ばすと、顔の余分な水分が流れて、血色もよくなります。
- まず、四指を缺盆のツボに当て、鎖骨のくぼみに沿って円を描くように揉みます。くるくるくるくる、とやさしく、やさしく揉みましょう
- もうひとつは、鎖骨のすぐ下に手を置き、缺盆が伸びるように、首の前の筋肉をグ~っと伸ばします。頭を少しだけ斜め後ろに倒すのがコツです
- 朝は顔周りのツボストレッチを行ってリンパの流れをよくしましょう。老廃物を排出させることができ、目がパッチリ、血色も良くなりますよ!
ながらツボストレッチ、ぜひ続けてみてくださいね