「今すぐ実践!からだを温めるツボと使い捨てカイロ活用法」
「からだを温めるツボを教えてほしい」というリクエストをいただきました!
からだには、さまざまなツボがあります。ツボによって「どのような症状に効果があるのか」は異なります。今回はカラダを温める(お腹、首の後ろ、足、足裏)ツボを4つご紹介します
あわせて、カイロの活用法についてもご紹介します。最近はさまざまなタイプの使い捨てカイロがありますので、部位別に使い分けて、上手にからだを温めましょう
① 全身を温め、コンディションを整える 「気海」きかい
おへそから指2本分下にあるツボです。「元気の源」ともいえるツボで、全身の血行を促し、カラダを温める効果があります。季節を問わず、気海を温めることでコンディションが安定し、元気に過ごすことができます。 そしてカイロですが、気海を温めるには、貼るタイプのミニサイズが良いですね。薄くて小さいので、おなかに貼っても目立ちません。肌着やガードル、腹巻の上に貼って使いましょう
② 全身を温め、首や肩のこリも軽減する「大椎」だいつい
首すじの襟があたる部分、ちょうど首と体の境目。頭をゆっくり前に倒してみてください。首の後ろにボコンと骨が出てきますね。その骨のすぐ下(第7頸椎棘突起と第1胸椎棘突起間)が大椎のツボです。大椎も全身を温めることができるツボで、首や肩のこりをやわらげます。へそ下の気海とセットにすると、より効果的です。首は肌が露出することが多く、温めにくい場所です。マフラーやストールなどに、貼るタイプを忍ばせて使うのがオススメです。あったかいですよ。
③ 下半身の冷え・むくみ、女性特有の悩みに「三陰交」さんいんこう
内くるぶしの最も高いところから指幅4本分上で、骨の際にあるツボです。下半身の冷え・むくみが気になるとき、生理痛・更年期障害などにも効果が期待できます。女性にとっては大切なツボなので、覚えておくと便利です。三陰交を温めるには、薄型で曲がってフィットする、貼るタイプのカイロがオススメです。足首などの関節は筋肉が少ないため、冷えやすいのです。ふつうの四角いカイロでは温めるのが難しいので、曲がってフィットする貼るタイプが最適。タイツの上に貼って、靴下やレッグウォーマー、ロングブーツなどで隠すと、じんわりほかほかです
④ 半身の冷えやむくみ、疲労回復に「湧泉」ゆうせん
足裏で、足の指を曲げたときに凹んだ場所が「湧泉」です。冷えやむくみの改善に効果があるほか、筋肉疲労の回復にもよく効くツボです。足がむくんだり、疲れてしまった時は、湧泉を温めてみてください。湧泉を温めるのに最適なのが、靴の中敷きの形をした専用カイロ。本物の中敷きのように薄くて軽く、足裏全体が温まります
●おうちやオフィスで使いすてカイロの便利な使い方
・腿が冷えるとき
ひざ掛けやストールの内側にカイロを2枚貼るとポカポカ、即席コタツの出来上がりです。
・おしりが冷えるとき
椅子に敷く座布団の上にカイロを貼っておくと、即席ホットシートに変身。サイズによって温度調整もできます。ソフトな温感にはミニサイズを。
・足が冷えるとき
パンツの裾の内側にカイロを貼るのもおすすめ。直接肌に触れないよう、靴下やタイツを履いてから使いましょう。
・上半身が冷えるとき
二の腕の後側(寒い時に自然と手が行き擦っているところです。)に貼ると、寒気を感じにくくなります。カーディガンやジャケットの内側に貼るタイプのカイロを忍ばせて。
●使い捨てカイロの貼り方、使い方で注意すること。
就寝時には使わない。
肌に直接貼らない。
こたつなど他の暖房器具と併用しない。
・・・いずれも低温やけどをする恐れがあります。
体温が上がりすぎるので、熱を発散する頭部や腋の下には貼らない。
・・・頭痛がしたり、気分が悪くなることがあります。
冷えは万病のもと、しっかり温めて、寒い季節を乗り切りましょう