「免疫力を高める生活習慣とツボ!」
コロナ、インフルエンザの流行もあり、免疫力アップに関心を持つ人が増えていますね。日頃から免疫力を高めることを念頭において生活することは大切です。今回はリクエストにお応えして、免疫力を高める方法やツボをご紹介します。
1.腸内環境を整える 「免疫細胞の約7割が腸にある」
免疫力と密接に関わっていると言われるのが腸です。近年の研究で腸が免疫の働きにおいて中心的は役割を果たす器官であることが明らかになってきました。人体を病原菌やウイルスから守る免疫細胞は血液を通して全身を巡っていますが、実はその約7割が腸に集まっています。そのため、便秘などで腸内環境が悪化すると全体の約7割を占める”腸管免疫”に悪影響を及ぼし、免疫力が低下してしまいます。免疫力を高めるためには、日頃から腸内環境を整えるよう意識するようにしましょう。
2.コリをほぐす「障害物をなくし白血球の働きをサポート」
白血球は私たちの健康を守るべく、24時間休まず身体の中をパトロールし、体内に入り込んだウイルスや菌を退治してくれています。そんな白血球の働きを邪魔してしまうのが筋肉のコリです。体内にコリや鬱血があると白血球のパトロールを阻害し、免疫力の低下に繋がってしまいます。首や肩、腰の筋肉にコリがない方は血流が良好のため、健康な方が多いです。
3.規則正しい生活「ストレス解消と質の高い睡眠が大切」
ストレスや睡眠不足も免疫力を低下させる大きな要因です。とはいえ、ストレスの原因を完全に絶ちきるのは難しいので、趣味や運動、リラックスできる場所などで自分なりのストレス解消法を見つけましょう。ストレスは質の良い睡眠の妨げにもなるので要注意です。質の良い睡眠は免疫力を高めるのに効果的で、日頃から適度な運動や活動と休息のバランスを適切にし、夜ぐっすりと眠るようにしましょう。
4.ツボ押しで免疫力UP
「腸内環境を整え免疫力を高めるツボ」足三里(あしさんり)
足三里は胃腸の働きを活性化させるのに最も効果的なツボで、便秘や腸内環境の乱れに悩む方におすすめのツボです。足三里を押すことで乱れた胃腸の働きを整え、腸管免疫および免疫力の向上が期待できます。
「血流促進 免疫力を高めるツボ」肩井(けんせい)
体内にコリや鬱血などの障害物があると、免疫力を司る白血球の働きを阻害し、免疫力が低下してしまいます。そんな方におすすめしたいツボが肩井です。肩井は首肩のコリをほぐすツボで、全身の血流を促進させ白血球の通路を確保、その働きを助け免疫力を高めます。首肩が凝っている方におすすめのツボです。
「睡眠の向上 免疫力を高めるツボ」百会(ひゃくえ)
百会は頭の頂点にあるツボで、副交感神経を高め、自律神経の乱れを整える働きを持っています。副交感神経が高まると身体がリラックスし、心身ともに休まるので、夜寝る前に押すのがオススメです。ストレスの緩和にも期待できるので精神的ストレスや不安を持つ方にも良いです。
5.鍼灸マッサージで免疫力を高める「コリや痛みのない健康的な身体」
鍼灸治療やマッサージが免疫力を高めるのにおいて有効な手段だと知っていましたか?身体のコリをほぐし全身の血流を良くすることで、白血球の働きを活性化させ、免疫力を向上させます。また、マッサージのリラックス効果で副交感神経が高まるため睡眠の質の向上にも繋がります。白血球を増加させる灸治療はツボへの刺激はもちろん、その温熱効果により、筋肉や血管、リンパ節が刺激され、白血球が増加する、と医学的に証明されています。市販の台座灸(せんねん灸)などを上手に使ってみましょう。
今日、なにを食べようか?何時に寝ようか?空いた時間をどのように過ごそうか?こういった一つ一つの選択の延長に「未来の体質」があります。自分の内臓や細胞のためにできることは何か?日々からだと対話しながら、無理なくできることから始めてみてください。からだはきちんとそれに応えてくれますよ。