「ほうれい線に効くツボ5選~綿棒でやさしく押しましょう~」
リスナーさんからのメッセージ
「おはようございます。前回の腎の話、良かったです。太溪というツボやお灸、母のマッサージの中に取り入れてみます。黒い食べ物も参考にしますね。ティックトックで 思わず見てしまうのは、ほうれい線が消える方法や肩こり、膝痛です。ツボ押しは気持ち良いですよね。とにかく無理せず細く長く続けて行けるように頑張ります。ほうれい線に効果的なツボがあれば教えてほしいです。」
今回はリクエストにお応えして「ほうれい線に効くツボ」をご紹介します。
皆さんは、ほうれい線、気になりますか?ほうれい線は深くなると実年齢よりも老けて見えるので、「何歳からでき始めるのか・・・」気になる方も多いでしょう。
ほうれい線が目立ち始める年齢は一般的に30代前後からと言われています。原因の一つとして肌の乾燥があげられます。肌の乾燥が進行することで皮膚のターンオーバー(新しい皮膚が生まれて古い皮膚が剥がれ落ちるサイクル)が阻害され、シワができやすくなるからです。さらに、真皮層(皮膚の本体)の保湿成分が失われることで肌が垂れ下がり始めます。また30代を過ぎると、皮膚の弾力やハリを支えているコラーゲンの減少が加速するので、ほうれい線ができるリスクも高くなってしまいます。
20代でもほうれい線ができる可能性はあります。多くは肌の乾燥ですが、無理なダイエットや噛み癖なども、ほうれい線ができる原因と関係しています。ダイエットで食事制限をしている場合、必要な栄養素やカロリーが摂取できず、皮膚のターンオーバーが上手くいかないケースがあります。20代で肌の乾燥にお悩みの方は食事や生活習慣の見直しが必要です。そして、噛み癖ですが、左右のどちらかの歯で集中的に噛む癖がある場合、歯のかみ合わせが悪くなって骨格がずれ、顔がたるむことでほうれい線ができやすくなります。40代になると、コラーゲンの減少に加えて表情筋も衰え始めます。
ほうれい線ができたまま放置してしまうと、ほうれい線が深くなってしまい、取り除くのが難しくなります。ほうれい線を深くしないためには、やはり日々のケアが大切。
- 日焼けや乾燥などに注意(保湿しましょう。)
- スマホの使い過ストレス(下を向く姿勢が顎の関節に影響します。)
- 過度なストレス(血管の収縮、免疫力低下、肌のターンオーバー乱れる可能性があります。)
肌のターンオーバーが乱れると肌にハリやツヤがなくなる、肌にたるみが出るなどの悪影響があります。結果として、ほうれい線を深くすることにつながるのです。エクササイズで顔の筋肉を鍛える、マッサージもオススメです。
表情の変化に乏しい人は実践しましょう。
☆ほうれい線に効くツボ
①巨髎(こりょう)
瞳孔から真っすぐ下(垂直)におろしたラインで頬骨のすぐ下に取る。たくさんの美容効果があるツボで、笑顔のツボ、若返りのツボ、美肌のツボ・・・とも呼ばれます。表情筋に関係するツボで頬の筋肉を向上させる効果があります。
② 散笑(さんしょう)
ほうれい線の真上、小鼻の両端から口角にかけて引いた線の中央に取る。散笑を押すことで、ほうれい線の上にある、たるみをリフトアップ!頬のたるみだけではなく、顎のたるみにも効果があります。
③ 迎香(げいこう)
小鼻のすぐ横に取る。迎香は老廃物がたまりやすい部分であるため、ツボ押しをすることで老廃物を流すことができます。ほうれい線の原因となる顔のたるみですが、老廃物が溜まってしまうことによっても起こり得ます。迎香をツボ押しすることで、老廃物が体外に排出され、皮膚のたるみの改善やほうれい線の解消につながります。
④ 顴髎(けんりょう)
左右の目尻から真っ直ぐ下におろしたラインで頬骨のすぐ下に取る。顴髎を押すことで顔の引き締め効果が期待でき、顔のむくみを解消。また肌の細胞を活性化する効果もあり、顔全体のシワやフェイスラインのたるみも解消。
⑤ 下関(げかん)
頬骨弓中央下際に取る。頬骨の下に指を当て、耳に向かってなぞっていきます。顔の横で、頬骨と顎の骨がぶつかる場所にくぼみがあるのがわかりますか。わかりにくい場合は、指を当てながら口を開け閉めします。口を閉じているときにはくぼみ、口を開けると筋肉が盛り上がる所が下関です。下関は血行を促進する効果があります。ほうれい線ができる原因として、肌までしっかり栄養が行き届いていないことがありますが、血行を促進することで肌までしっかり栄養を届けることができるようになります。下関には顔の歪みを解消したり、小顔の効果もあります。
ツボを押す時に気をつけるポイント
①強く押さないこと。
顔にあるツボは繊細なので、強く押しすぎないことです。(逆効果)顔のツボを押すときはゆっくりと優しく押す
②押し過ぎないこと。
ツボは押せば押すほど効果が得られるものではありません。顔のツボの場合には、1日に1か所につき合計15秒から25秒が最適です。(例えば5秒を5回または5秒を3回)
顔のツボは指よりも綿棒を使って押すのがオススメです。1本、または2本を輪ゴムで止めて使用してもOKです。1本で押す場合、ツボは左右対称にあるので手に綿棒を1本ずつ持ち、鏡を見ながら押しましょう。