「体調を整えてやせる!東洋医学ダイエット」
一般的には「体重」「体脂肪」「ウエストや腰周りのサイズ」など、数字の大きさを問題にして「太った」とすることが多いようです。しかし、東洋医学ではもっと本質的な問題、つまり「体のバランス」が崩れているために「太りやすい体質」になっている、と考えられます。東洋医学が考えるダイエットは「体重を減らすこと」ではなく「体のバランスを整えること」を目的としています
バランスの整った体とは
体調を決める三要素「気(筋肉)」「血(脂肪)」「水(水分)」のバランスがとれていることにほかなりません。三要素のバランスがとれていれば、食べたものがきちんと消化され、必要なエネルギーとして使われますから、健康的で美しい体を保つことができるのです! バランスが崩れると、体が必要以上に水分や脂肪を溜め込んでしまうことになり、いくら食べる量を減らしても、結果として太ってしまいます
東洋医学ダイエットは、見た目の美しさならず、健康的な体をつくります!!
考え方を比べてみます。
従来のダイエットと東洋医学のダイエット
従来 | 東洋医学 | |
目 的 | 痩せること | 太りにくい体質をつくる |
手 段 | 画一的 | 一人ひとり違う |
注 目 | 体重 | 体調と体脂肪 |
カロリー制限 | あり | カロリーより栄養バランス |
健康への配慮 | 薄い | 肥満解消は健康を最重要視 |
減量への姿勢 | 短期間で | ゆるやかに、確実に |
例えばこんなふうに考えます。
4つのダイエットタイプ
①気虚太りタイプ エネルギー不足であまり食べないのに太る。
このタイプは「食べる量を減らす」「運動する」通常のダイエットは逆効果。ウォーキングなどの軽い運動からスタート。体を冷やさないよう、水泳なら温水プール、ヨガや気功など呼吸法を取り入れた運動もオススメ。バランスの良い食事を。気が足りないと体が熱をつくれないため、冷えやすくなり代謝が低下。体を温める食べものを。
② 気滞太りタイプ ストレスで気が滞る。体重の増減が激しい。
まずはストレス解消から。好きなことをして気長に楽しむ。運動量はちょっと多めに、たっぷり汗を流す。本当に楽しいと思えるものを中心に。ストレッチで体を伸ばせばストレス解消に。酵素たっぷりの食物をうまく組み合わせて、好きなものをいろいろ食べる。自信を持ち、楽観的になることが大切。
③湿熱太りタイプ 邪気がたまって体に熱を持つ。食欲旺盛でガッチリ型。
見せかけの体力に要注意。ゆっくり食事と毎日快便を。積極的な運動で体内に溜った熱を発散。汗っかきタイプには水泳や水中運動がオススメ。早食い禁物。脳の満腹中枢が満足するには時間がかかるのでゆっくり。少量を数回に分けて食べる。快便は正しい生活のリズムから。夜更かしや徹夜の仕事は基礎代謝を低め、湿熱、気虚を助長。
④瘀血太りタイプ 血の流れが悪く血中脂肪が増加。見た目より体重がある。
「冷え」「ストレス」「過労」の退治から。特に下半身の血行を意識。骨盤の血行を良くする下半身中心の運動がオススメ。とにかく体を冷やさない食事。生理中の生活が肝心。体を冷やさない、疲れない、イライラしない生活を。
東洋医学で無理なく、ゆるやかに、健康的に痩せましょう