「秋の養生法 第1弾」
2017年10月
乾燥が気になる秋の東洋医学的カンタン養生法
~肺を助け、肌の潤いを守る白い食材と今すぐできる養生テクニック~
秋になってから、風邪引きが増えていると思いませんか!?秋は台風や秋雨があるので、意外と空気が乾燥しやすい季節とは気がつかないのですが、東洋医学の五行説では乾燥する季節で「金」にあたります。
乾燥の影響を一番受けやすい臓器は「肺」!
肌の乾燥は 肺の乾燥から始まっている!
秋は肺の活動が活発になり、乾燥によって 鼻やのど、気管支などのつながっている呼吸器系の不調が出やすくなります。
また、肺では水分の調整もしているので、肺への水分が不足すると 「大腸」や「肌」にも影響がでます
こんな症状でてませんか!?
1 喉や鼻が乾燥する
2 カラ咳や痰が切れない
3 口が乾く
4 皮膚が乾燥し、痒みがある
5 体内の水分が不足して便秘気味
このような症状を感じたら、身体が乾燥しているサイン
身体の中から潤いを補い、早めに改善するよう心がけましょう
乾燥から守り、秋の風邪予防になるのが「辛味」と「潤い」の食材です
ラインアップしてくる食材は、もちろんこれから美味しくなる野菜
秋のカラーは白。イメージカラーは「白」!
辛味
- 生姜
- 大葉
- ネギ
- 白菜
- 大根
- 三つ葉
- パクチー
辛味のなかでも 胡椒や七味などの香辛料は 肺の活動を活発にしすぎるので、 使い過ぎに注意してください!
潤性(うるおい)
- 梨
- 柑橘類
- 銀杏
- 百合根
- 蓮根
- 白きくらげ
- 白ごま
- はちみつ
秋の養生ツボ
魚際(ぎょさい)
効用:乾燥によって肺や喉に帯びた熱をしずめて調子を整える効果があります。
場所:手の親指の付け根にある膨らみにあります。よく見ると手の平側と甲側には赤白の境目があります。その境目を押しながらずらしていき、少し凹んだところで痛気持ち良さを感じるポイントを刺激します。