「梅雨時の体調を整える」
ジメジメとした天気の日が多くなるこの時期・・・体がだるくて重いと感じる事はありませんか!?
梅雨は空気中の湿度が高いため、普段なら知らず知らずのうちに肌から蒸発している水分が なかなか体内から出ていってくれません。東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と呼ばれますが、体に湿気が溜まると、様々な悪影響が表れます。むくみもそのひとつなのです。
- なんとなく体が重い
- だるさが抜けない
- 胃腸の調子が悪い
- やたらに眠い
- 関節が痛い
これらの症状、梅雨時などの過剰な湿気が体調を悪くさせるのです
東洋医学では「脾」(消化器系)に影響を及ぼしやすく、気の流れを阻害、胃腸の働きを悪くさせ、老廃物を体に溜め込ませるなどするのもので、体調を崩す原因とされています。 食欲不振や消化不良、下痢、胃の重苦しさ、むくみといったものが特徴的な症状です。
むくみの原因
- インスタント食品などの塩分のとりすぎ
- 座りっぱなし、立ちっぱなしなど、同じ姿勢で長時間いること
- 冷え、血行不良など
- 運動不足を含む新陳代謝の低下
- ホルモンの影響
- ビタミン、ミネラル不足
女性は男性より筋肉が少ないので、基礎代謝も少なく、血液も足から心臓に戻りにくいため、 一般的に男性よりも女性のほうが足のむくみの訴えが多いのです
まず、体内の湿気を少なくすること。“水はけの良い状態”をつくることが大切です!!
①汗をかく・・・適度な運動、半身浴など
②水分のとり過ぎ、お酒の飲み過ぎに注意する
③体を冷やさない
④梅雨の季節におすすめの食材をとる
・利尿作用のある、小豆、冬瓜、緑茶、アサリ、キュウリ、トマトなど
・発汗作用のある、ショウガ、ネギ、香菜、シソ、ペパーミントなど。
・気のめぐりをよくし、イライラやストレスを緩和する作用のある、オクラ、ワカメ、セロリ、ニンニク、クラゲ
意外!?むくみには水分補給が◎
実は、むくんでいる時こそ、水分補給が必要です!というのも、体の水分は、大まかには
「1.動脈」→「2.細胞にしみだす」→「3.静脈やリンパ管に回収される」
というように流れています。むくみ解消のために何よりも大切なのは、1→2→3と、スムーズな水の流れを促してあげること。
むくんでいる時ほど、こまめにお水を飲むようにしましょう!むくみが気になるからとお水を控えると、脳は、体が水分不足になっていると勘違いして、ますます流れを停滞させてしまいます
むくみの「排水口」は、ひざ裏と脚のつけ根
むくみをスッキリ流したい時は、お風呂上りのマッサージを。お気に入りのマッサージ剤(オイルやクリーム)で肌のすべりを良くしてから、体の先端から中央に向かって、むくみを流すように手を動かしましょう。
体の中には「リンパ節」といって、老廃物をろ過して流す、排水口のようなポイントがあります。排水口が詰まっていると、いくら水を流そうとしても、うまく流れません。マッサージの前後に、リンパ節をやや強めにプッシュして、流れを促しましょう。
足のリンパ節は、ひざ裏と足の付け根にあります。手のひらで、グーッと数秒かけて圧迫すると、心地よい刺激に