「お肌の乾燥」
最近お肌が・・・という悩み 特に女性の方は多いですね。 まず肌荒れ(乾燥肌)とは何か!?
通常皮膚の角質層は30%の水分が含まれていますが、その水分が減った状態になるとカサカサする「乾燥肌」になるといわれています。
また血流の問題で乾燥肌になっている方は、冷え症や逆に煩熱(はんねつ:ほてること)もあるでしょう。 乾燥肌になると、外からの刺激を神経が過敏に察知するため、「かゆみ」が現れることが多く、少しの刺激でも敏感になってしまいます
要するに「敏感肌(過敏症のお肌)」です!
これは皮膚表面の脂分の減少や保湿する力が低下していること、皮膚の栄養がいきわたってないことを意味しています。
原因としては、ストレス(自律神経やホルモンバランスを崩すというところ)から、肌を洗い過ぎ(良い皮脂や栄養分まで流してしまう)ホルモンによるもの、化粧品によるもの(つけすぎ、成分が悪さをするなど)、睡眠不足、食事や飲み物などによる栄養の問題などと言われています
大切なことは 皮膚にしっかり栄養がいきわたる体質になれば少々のことではカサカサ乾燥しないし、敏感肌にならないということです
ではその体質になるにはどうすれば良いのか!?
東洋医学の世界ではカサカサ乾燥肌(敏感肌)は「陰虚(いんきょ)」と「血虚(けっきょ)」が基本になります!
皮膚に栄養を届ける「水」や「血」がまず足りてないことです。漢方薬は血を補う、陰を補うことができます。(必要な食事を摂ることも大切です!)
しかし、これだけではないのがこの世界の奥深さです。栄養を補っても、皮膚に届かなければ意味がありません。なぜ皮膚に届いていないのか知る必要があります。吸収力に問題があれば「脾や胃腸」をたてなおすことが必要です。血流に問題があれば、血の流れや血液の質を改善するべきです。
皮膚に深くつながっているのが、「脾(胃腸など)」や「肺(呼吸器など)」です。 この機能が低下していれば皮膚も正常通りはたらくことができません。高価な化粧品を購入するよりも、「体質改善して、良い皮膚を自分自身で作る」と考える方は少しずつ増えてきています
しかし、この「脾」と「肺」を傷つけるものがあります。それは「悲しみ」と「憂い」の感情です
「悲しみ」と「憂い」の感情、それはとても苦しい感情です。本人にしかわからない繊細な苦しみでもあります。東洋医学の世界では何千年も前から「この感情がカラダに与える影響」を知っていたのです!
悲しみや憂いが「脾」と「肺」を傷つけるってどういうこと!?と思われるでしょう。 落ち込む、悩みこむ、悲しむ、くよくよするなど・・・誰しも一日のうちにこのような感情をもつ瞬間があると思います。多少は問題もありませんが、日々慢性的にこのような感情を持つと身体に影響をきたします
クヨクヨしたら元気がなくなって、食欲が減ったり、力が入りませんよね!?気が弱って落ちるので、胃腸機能も落ちて、横になりたくなる。簡単に言うと「ブレーキ」状態常にブレーキをかけている状態や停車状態。作り出せないのでバッテリーがあがったり、ガソリン(元気)がなくなったりするでしょう。
悲しんだり、落ち込んだりすることで「気(エネルギー)」を失っています。元気、ヤル気、根気などと昔から日本では「気」を重要視してきました。要するに「こころが気をつくることも減らすことも可能であるということ」が言えます。
クヨクヨ型の思考にはいると、胃腸機能が低下したり、肺や心臓に影響が出てきたりします。はぁ~とため息をつく肺、下痢や便秘を繰り返す腸、こころと身体が深くつながっていることを教えてくれています
そんな時は「鍼灸」にかかってみてください
カラダは診てほしいと訴えて、心は本当に大切な事を知ってほしいと思っています