「花粉症」
2016年3月
鼻の通りを改善させるツボ(顔と頭)
① 鼻水を止めるツボ
百会(ひゃくえ) | 頭のてっぺん。頭痛、めまい、耳鳴など。 |
上星(じょうせい) | 髪の生え際から少し上。目の痛み、めまい、鼻づまりなど。 |
印堂(いんどう) | 眉間にあります。鼻水、鼻づまりほか、精神安定など。 |
迎香(げいこう) | 鼻のすぐ外側。鼻水、鼻づまりによく使われます。 |
攅竹(さんちく) | 眉毛の内端(眉頭)。目ショボショボ、目の上がモワッとするなど。 |
睛明(せいめい) | 眉頭と鼻の間。目の症状緩和、鼻の通り改善。 |
鼻痛(びつう) | 鼻の真ん中の高さで両脇。鼻づまりを緩和。 |
②顔がスッキリするツボ
風池(ふうち) | 後頭部のすぐ下。髪の生え際、鼻づまり、耳鳴、目の疲れ、頭痛に。 |
大椎(だいつい) | 第7頸椎と第1胸椎棘突起間。風邪の引き始め、鼻水に。 |
合谷(ごうこく) |
気の巡りをよくするツボ。 花粉症においては顔面の熱感を冷ます効果が期待できる。 気持ちよくもみほぐしましょう。 |
少商(しょうしょう) |
指先にあるツボは「井穴(せいけつ)」を言われ、熱を冷ます時に用いられる。 風邪など発熱する疾患の治療に応用。 花粉症においては、過敏になった鼻の粘膜を沈静化させる効果が期待できる。 ボールペンの先や、つまようじなど、尖ったもので刺激してみましょう。 |
花粉症は顔に熱
春は「気が昇る」と言われ、「のぼせやすい」季節ですこうした気象条件と花粉の飛散が重なることで、1年で最も花粉症で悩む人が増えます
一般的なツボが顔面部に集中しているのは、顔面部に溜まってしまった熱をはりや指圧によって散らすことが目的!顔面部に余分な熱がなければ花粉にも反応し難くなります
肩こりとの関係
花粉症の人には肩こりが多いと言われています。「肩こりがラクになったら花粉症も和らいだ!」なんて話もあります。花粉症と肩こりには深い関係があると考えています。肩こりがあると必ず頚がこります。身体がそう出来ているからです。実は花粉症と直接関係があるのは頚こりの方です。頚がこると後頭部に熱がこもりやすくなります。この後頭部の熱が逃げ場を求めて顔面にやってくると目、鼻、耳、喉などの粘膜が過敏になります