「こころの疲れに効くツボ」
何をするにもやる気がしない、すぐイライラ・・・そんなときは、こころに疲れがたまっているかも知れません
人間には喜びや悲しみ、怒り、恐れなど、さまざまな感情があります。そのうち、7つの感情が体に影響するという考え方があるのです。例えば、怒りは肝、喜ぶは心、思うは脾、悲しみは肺、恐れるは腎。これらの感情の激しい変動がそれぞれの臓腑を傷つける原因に・・・
日常的にストレスを感じていると臓腑に悪影響がおよび、動悸、不眠、不安感、抑うつ状態、食欲不振、疲労感などが起こってきます。 症状や対応するツボもたくさんありますが、今回は2つのツボを紹介しますね
「イライラ」
精神的緊張が続くと、こころが休まる暇がなく、体の筋肉もガチガチに自律神経が乱れさまざまな影響が出ます。「気」の流れを整えて、リラックスタイムを習慣にしましょう
ツボ・・・肝経の太衝
足の母趾と2趾の間を指でさすって行くと、甲の高い部分より少し下で、骨間陷凹部に取ります。
「抑うつ気分」
気持ちの落ち込み、何をしても楽しくない、何とかやる気を出してがんばらなきゃ!・・・と思うと余計につらいですね。疲労やストレスが蓄積してくると自律神経のバランスが崩れ、「気」の流れが滞り、メンタル面でも元気がなくなります、体をゆっくり休めましょう
ツボ・・・心包経の内関
手のひらを上にして、手関節シワの中央から指幅3本分上。腱と腱の間に取ります。
どちらのツボも、親指で軽く指圧をしたり、市販のお灸でセルフケアしましょう。毎日続けることが大切です!!
東洋医学は心と体は互いに強く影響しあうという考え方に基づいた治療体系です。物質的側面だけでなく、精神的な部分の機能もそれぞれ五臓がコントロールしている立場を取っています。
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