「夏に多いからだのトラブル」
2012年7月
暑い夏には、
①水分の取り過ぎ から胃腸の働きが弱り、食欲不振や下痢を起こしやすくなります
②暑気あたり による だるさ、疲れ、夏カゼなども多くなります
③暑さ のため、冷房や冷たい飲み物で冷やし過ぎになり、逆に冷えを訴えるようになります
夏の養生の原則は、 「全身を冷まし、お腹(消化器官)を温める」事です。
◎全身を冷ますには、 「暑い季節(旬)の食べ物」を摂ること!
夏に摂れる食べ物には体を冷やす作用があります。
野菜 胡瓜・瓜・ニガウリなどの瓜類、葉野菜、大根、カブ、レンコン、ズッキーニなど。
果物 スイカ、メロン、ココナツ、バナナ、マンゴー、パパイヤなど。
肉類 鶏肉がおすすめ!魚は温かい海で採れるあっさりした魚が体にイイです
◎胃腸を温め消化を促進には、 「生姜」がおすすめ
生姜は胃腸を温め、消化吸収も含めた代謝活動をUP
気血水の巡り を良くし、全身の余分な熱の放散を促進するためにも有効です
煮物や炒め物に使う、刺し身や冷や奴、麺類の薬味に使うなど、あらゆる形で摂る工夫をしましょう。
食卓には針生姜(ショウガの極細切り)を常備し、様々な料理に散らして食べるのも良い方法です
夏バテで疲れた体には、ツボの王様「足三里」が効きます!
足三里には、胃経、胆経、膀胱経の3つの経絡が通っていますので、消化と排泄をコントロールして、体をスッキリ元気にしてくれます
指圧したり、市販のお灸を使ってみるのも良いですよ
足三里 膝のおさらのすぐ下に2つのくぼみがあります。外側のくぼみから指幅4本分下に取ります。