「酷暑で自律神経がピンチです! 夏バテを予防する4つのケア」
ケア1「とにかく、睡眠を十分に、しっかりとる」
夜6時間以上連続して眠ることが大事!自律神経系の中枢は脳にあります。脳の疲労回復の基本は睡眠です、最低でも6~7時間以上、心身の疲労を感じる時はさらにプラスして十分な睡眠をとりましょう。細切れ睡眠はNGです、夜に6時間以上連続して眠ることで、脳や体はフルメンテナンスを完了することができます。昼寝や通勤時間のうたた寝を入れての6時間睡眠ではなく、夜に連続して6時間以上眠ることを心がけてください
暑くて寝苦しい夜は、エアコンのお休みモードを上手に活用して部屋の温度を適温に調整!エアコンを一晩中かけるのが苦手な人は、眠る1~2時間前ぐらいからエアコンを稼働させて部屋の壁の熱をとっておくと、エアコンを切ったあとも部屋の温度が上昇しにくくなります。また、眠る場所を東や南側の窓や壁から遠ざけ、北側にすると明け方の気温上昇の影響を受けにくくなります
寝つきを悪くするスマホやパソコンのブルーライトは眠る1時間以上前から見ない、熟睡を阻害するアルコールは寝る直前に飲まないなど、良眠を得るための生活習慣も心がけましょう!
寝つきに1時間以上かかる、夜中や早朝に何度も目覚めて熟睡できないといった睡眠障害の症状が週に複数回出現しているという人は、医師に相談してください。不眠症状を放置すると、ほぼ確実にメンタルもダウンしてきます
ケア2「動物性たんぱく質、ビタミン、ミネラルを不足させない」
夏バテが悪化する一つの原因、あっさりしたそうめんやそば、うどんなどで食事をすませがちに・・・体力や疲労回復の基本となるたんぱく質(アミノ酸)が不足することがあげられます。肉、魚、卵にはバランスのよいたんぱく質と疲労回復物質がたっぷり含まれているので、暑い時期こそ積極的に食べましょう (沖縄料理やエスニック料理は豚肉や鶏肉が多用されているのでオススメ)
たんぱく質の代謝を高めるためには、ビタミンやミネラルが欠かせないので、緑黄色野菜を中心とした野菜類、海藻類、果物などとともに食べることがコツ! ゴーヤチャンプルー、冷しゃぶ、バンバンジー、夏野菜と肉がたっぷり入ったカレー、お刺身サラダやカルパッチョなど、夏期でも食べやすそうな料理を工夫してしっかりと栄養を摂取しましょう
ちなみにセロトニン、メラトニンなど、メンタルや睡眠に関連する脳内物質もすべてたんぱく質が主原料になっているため、たんぱく質不足はメンタルダウンも加速させてしまいます1日に最低2食は、しっかりとたんぱく質のメインディッシュがある食事をとるように心がけてください!!
ケア3「体の冷えを予防し、外界との温度差に注意する」
エアコンの効き過ぎには注意、夏期に自律神経系の疲れが加速する大きな原因が、気温差!特に現代は温暖化で外はより暑く、エアコンの普及でオフィスや電車内はより冷え過ぎとなり、極端な気温差が1日に何度も発生するため自律神経系が悲鳴を上げています
オフィスの温度は、実測値で26~27℃程度に保ち冷え過ぎないように。 エアコンの温度を下げてオフィスがキンキンに冷えている会社では、 冷えに弱い女性社員に体調不良者が続出・・・。各部屋に温度計を設置し、実測値に基づいてエアコンの温度を調節するようにしたほうがよいでしょう。暑がりの人には個人用扇風機、部屋全体が冷え過ぎないようにすることが大切!
自宅でもエアコンの効き過ぎに十分に注意して、眠るときには温度調節を忘れずに!眠ると体温が下がって冷えやすくなるため、起きているときよりも高めの温度設定になるようにセットしてください。また食事や飲み物も、暑いからといって冷たい物ばかりでは体の芯が冷えてしまいます。温かな料理やスープを食事のメニューに一品は加えて、胃腸を冷やし過ぎないようにしましょう
ケア4「激しい運動・仕事は控えめにして、リラックスタイムを増やす」
体を激しく動かしたり深夜まで仕事したりしていると、全身の細胞から疲労因子が発生し、疲労を引き起こすことが分かっています。激しい運動やレジャーは控えめにして、疲労因子を多量に発生させないように心がけましょう
適度な有酸素運動(歩行、サイクリング、水泳など)で、疲れない程度に体を動かすほうが安全です。また運動やレジャーの後は、普段より入念に休息や睡眠時間を確保して疲労をケアするようにしてください
残業もこの時期はできるだけ控えめにして、平日にはできるだけ早く帰宅して、リラックスできる時間と睡眠を確保するように心がけましょう!夏場は心身ともに疲労が蓄積しないように心がけ、普段よりリラックスタイムを増やしながら、交感神経と副交感神経の切り替えをしっかり意識した規則正しい生活を心がけていきましょう
夏バテ・夏うつ対策として参考にしてください
高温多湿の日本の長い夏を、皆さんが元気に乗り切れるよう願っています!!