「眠くてだるい 日中の眠気や倦怠感の原因と対策」
2019年7月
1.生活習慣が原因の場合
- 夜更かし
1つは単純な夜更かしです。 たまになら問題ありませんが、夜更かしが慢性化すると、どんどん睡眠時間が不足して睡眠負債となります - アルコール
アルコールには入眠をしやすくする働きがあります。しかし眠りを浅くして、中途覚醒を促してしまう働きもあります。 夜中に中途覚醒をしてしまうと、脳が休まるノンレム睡眠が阻害されるため、 どうしても睡眠の質も時間も低下してしまいます。そのため日中の眠気や倦怠感に繋がります - ストレス
ストレスが溜まると交感神経の働きが強まり、副交感神経が弱まります。
交感神経は、日中に活発に活動するための神経、心拍数を高めたり、血圧を上げたり、心身に緊張感をもたらしたりする働きをします。(日中に必要)
夜間に必要なのは、心拍数を低下させ、血圧を下げ、心身をリラックスさせる副交感神経です!ストレスが原因で副交感神経の働きが弱まると、睡眠の質が低下してしまいます - 極度の疲労
適度な疲労は眠りを深くしてくれます。しかし、極度に疲労していると、心身を回復させるために、より多くの睡眠が必要になります。 極端に疲れた次の日はどうしても早く起きられなかったりしませんか!? より多くの睡眠を体が必要としているためです。睡眠時間不足や睡眠の質の低下とは異なりますが、極度の疲労もやはり日中の眠気に繋がります
2.日中に眠気が生じている場合
- 適度な運動をしてみる
適度な疲労は入眠しやすくしてくれる働きがあります。デスクワークの人でも多少、体を動かして肉体を疲労させると寝付きやすくなり、睡眠も深くなりやすくなります。簡単にできるものでOK、20~30分程度のウォーキングやジョギング、水泳などで十分、特に夕方から夜眠る2時間くらい前までに行うと眠気を強めてくれます - 就寝の90分前に入浴を
眠るためには体の奥の深部体温が冷える必要があります。深部体温を下げるためには一時的に温めることが有効です。就寝90分前までに入浴をすることで、一時的に深部体温は高まります。そこから徐々に90~120分ほどかけて下がっていくので、眠気が生じやすくなります。入眠しやすくなるのはもちろん、睡眠が深くなります - 睡眠時間が短くても眠気がなければOK
睡眠時間は人それぞれです。5時間未満の睡眠しか必要ないショートスリーパーの人もいますし、9時間以上の睡眠が必要なロングスリーパーの人もいます。睡眠が足りているかどうかは、時間そのものはあまり関係なく、朝スッキリと目覚められて日中に眠気や倦怠感が生じないことが大切です「〇〇時間しか寝れてないけど大丈夫かな・・・」と不安に思ってしまうこともあると思いますが、そこまで気にしなくても大丈夫です
どうしても眠気が続く場合は医療機関へ
生活習慣を改善しているのにも関わらず、日中の眠気や倦怠感がどうしてもつらいならば医療機関で診察を受けるようにしましょう!
眠気に効くツボ3つ!
「中衝」 中指で、爪(小指側)の生え際
「合谷」 手の甲で、母指と人差し指がV字で交わるところの陷凹部
「労宮」 手のひらの真ん中