「スマホネック」
スマートフォンやPCに長時間向かっていると、首のアーチが徐々にまっすぐになり、気づかないうちに“ストレートネック”になってしまっていることをご存じですか!?
通称“スマホネック”
スマホネックのいちばんの原因は、スマホやPCを覗き込むような前傾姿勢を長時間続けることです頭は平均5Kg。通常、首のアーチでうまく支えていますが、アーチのないストレートネックだと約3倍の負荷がかかると言われています
スマホネックの悪影響はたくさんあります。まずは首のコリが強まり“食いしばり”が起こります。そして、頭に血液が回りにくくなるのです。その結果、目が疲れやすくなり、集中力も低下します。また、食いしばりは頭のコリを招くので、頭痛や吐き気を招くことも・・・
さらに、それから肩が前に丸まると呼吸が浅くなり、睡眠の質の低下につながります。また、目が見えづらくなると目を細めるため、眉間や額にシワが寄ったり、険しい顔になったりという美容的なダメージも発生します
あなたの首は大丈夫ですか!?壁を使って“スマホネック”をチェックしましょう!
壁を背にして「気をつけ」の姿勢を取ります。かかととお尻、肩甲骨を壁にぴたっとつけてください。そのときに、頭が壁につけば大丈夫
頭が浮いてしまったら、首が前傾になっている証拠です
それから目薬を差しづらい、うがいをしづらい・・・という人も注意です
解決法その1~首をマッサージ
耳の後ろから鎖骨へと通っている“胸鎖乳突筋”をほぐすことから始めてください。軽くつかんだら、首を横に2回、縦に2回振ります。首の後ろを軽くほぐすのもおすすめです。スマホネックの人は、首の後ろの筋肉を使えていないのも特徴のひとつ。
解決法その2~足先から背中をゆるめる
次に肩の運動です。壁に手を置き、肩幅より少し広めに脚を開き、上半身を90度曲げます。そのとき顔は前に向け、肘と膝裏を伸ばしてお尻を突き出すような体勢に。15秒ほどその姿勢をキープしたら、同じ姿勢のまま右側に傾き、右肩に体重をかけるよう肩甲骨を意識します。左肩も同様に行いましょう。デスクワークなどの合間に、こまめにするのが有効です。
解決法その3~いすにタオルを敷く
次はタオルを用意してください。椅子に座るとき、座面の後方、お尻の1/4付近にヘリがくるように、2~3cmの厚さに畳んだバスタオルを敷きます。バスタオルの代わりに1cmくらいの厚さの本や雑誌を使ってもOK。骨盤は後傾だと、前のめりが強くなります。が、この方法なら自然と骨盤が前傾になるため、背骨がすっと伸びます。
解決法その4~テニスボールで肩甲骨をゆるめる
テニスボールを肩甲骨の適切な場所に当たるように仰向けに寝転がります。ゆっくりと両腕を頭上へ引き上げたり降ろしたりを繰り返します。ゴリゴリとコリを感じるひどい肩こりの方は、最初は痛みが伴うかもしれません。ほぐれてくると気持ち良くなってきます。それでも痛い場合は無理をせず、障害物をよけて、仰向けに寝転がったまま左右の肩甲骨を軽く揺らす程度の刺激でもOK
スマホを目線まで上げる
スマホを使うとき、極力目線がまっすぐになるよう、上げるのがおすすめ!そのときスマホを持っていない方の手をグーにして脇に挟み、口角を上げると、前傾姿勢でたるみがちなフェイスラインをリフトアップできます