「風邪の季節の『のどケア』~のどツボ7選~」
気温が下がって空気が乾燥する季節は、のどの不調を感じる人が増えますね
「咳が止まらない」「のどがいがらっぽい・・・」「のどにたんが絡む・・・」「声がかすれて出ない・・・」など・・・
今回は、のどの不調を緩和するのに役立つツボ「のどツボ」をご紹介します!
のどの調子が良くないなぁ、と感じたらツボを押したり、お灸をしたり、温めて、のどの不快な症状を和らげてくださいね
①せきがでる(風邪でせきが止まらない、喘息で夜にせき込む )
尺沢(しゃくたく)
手のひらを上にして、ひじを軽く曲げます。ひじの真ん中あたりに太い腱が出てきますね。力こぶ(上腕二頭筋)の腱です。
その腱の外側のくぼみが尺沢のツボです!
定喘(ていぜん)
頭を軽くお前に倒します。うつむく感じです。首の後ろで、ボコンと出っ張った骨(第7頸椎)の左右にツボを取ります。首と背中の境目にあたります。
どちらのツボも肺の興奮を抑えて、せきこみを防ぐのに役立つツボです!
「尺沢」は左右5秒を1セットとして5回を目安に押してください
「定喘」はツボを軽くマッサージ(くるくるさするように)した後に温めましょう
市販のお灸もおススメです
②のどがヒリヒリ痛い (のどがいがらっぽい、のどがはれて唾を飲み込むのも痛い)
少商(しょうしょう)
親指の爪の生え際の外側(右手は左下、左手は右下になる)に取ります。
魚際(ぎょさい)
親指の付け根と手首の中間で骨の上に取ります。
どちらも風邪やインフルエンザなど、のどを含む呼吸器の炎症を抑えたいときにおすすめのツボです!
左右5秒を1セットとして5回を目安に押します。のどに熱を伴う強い痛みがある時はやや強めに。
少商は綿棒の先、つまようじの頭などで押してもOK
③たんがでる(のどにたんが絡む、たんが絡んだせきが出る)
豊隆(ほうりゅう)
ひざと足首を結ぶ線のほぼ真ん中にあるツボです。
取り方としては、膝のお皿のすぐ下、左右ともにくぼみがあります。まず、外側のくぼみから足首を結ぶ線のほぼ真ん中を取ります。その点から1㎝ほど外側が豊隆のツボ
余分な水分を抑えて、湿ったせきを防ぐのに役立つツボです!
左右5秒を1セットとして5回を目安にやや強めに押しましょう
④のどがかれる(声がかすれて出ない)
上廉泉(じょうれんせん)
あご下のくぼみにあるツボ。 このツボを親指で押し上げて刺激すると唾液が出てきて、のどを潤すのに役立ちます。
風邪が治っても出る、からせきを抑える効果も期待できます!
簡単な押し方があります。両手の親指を重ねて、ツボに置き(女性は右手が下になるようにします) そのままアゴを上げて首の筋を伸ばして、約5秒間、親指の腹をツボにあてて斜め上に向かって押しましょう。その後力を緩めて・・という刺激を5~10回ほど繰り返します。 もしくはツボを押しながら首を上げ下げすると 変に力を入れずに刺激する事ができます。 だいたい20~30回くらいゆっくりやりましょう
⑤のど全般に
「癒しのツボ」では何度もご紹介している合谷(ごうこく)。万能ツボです!
特に首から上の症状に効果があります。親指と、人さし指の付け根のくぼんだ谷にあるツボ。のどの炎症やせき、声がすれ、のどつかえなど、さまざまな不調に役立つツボです
ツボを指先ではさむようにしてグーッと強く押します。5秒を1セットとして5回を目安に。
ご紹介したツボは、症状に合わせていろいろ組み合わせて使って大丈夫です!
風邪やインフルエンザが流行するこの季節は、特にのどのケアにお気をつけください