「ふくらはぎのだるさを解消するツボとセルフケア」
リスナーさんからの質問です!
「最近、ふくらはぎがだるく感じることが多く、適当にツボを押しています自分でできることやツボの場所、押し方など詳しく教えてほしいです」
ふくらはぎのだるさ
原因として最も多いのが静脈の血行不良です。血行不良を起こす原因は、同じ体勢(立ち仕事をしている人の場合、1日中立ち続けていることでふくらはぎの筋肉がこわばり、硬くなってしまった状態になり血流が悪くなる)と運動のし過ぎ(足の筋肉に疲れが溜っている場合、血液のめぐりが悪くなり、足のだるさにつながる)があげられます。血液の流れが悪くなると、筋肉に栄養が届きづらい、老廃物の回収もしづらくなるので、疲労が抜けなかったり、筋肉が張ったりします
改善するポイントは凝り固まった筋肉をほぐして血流を良くすること!
ふくらはぎの基礎知識
ふくらはぎはどのような筋肉から構成されているか知っていますか!?
ふくらはぎは「下腿三頭筋」と総称されています。下腿三頭筋は足首を曲げたり伸ばしたりする動作をつかさどっている筋肉で、腓腹筋とヒラメ筋という2つの筋肉によって構成されています。
腓腹筋はふくらはぎの最も盛り上がった部分の筋肉です!左右二つで構成されていて、内側の筋肉を内側腓腹筋、外側の筋肉を外側腓腹筋といいます。日常生活ではあまり使用されませんが、跳んだり走ったりする際に重要な筋肉です
ヒラメ筋は名前の通りヒラメのような形をしている筋肉で、日常生活でよく使われます。身体のバランスをとったり、歩くときに前に倒れないように支えたりといった役割を担っています。そのため、ヒラメ筋を鍛えれば疲れにくい足になることができます
ふくらはぎは、歩く、走る、ジャンプするなどの動きを支えていることはもちろん、「第二の心臓」としての役割も担っています。ふくらはぎは、筋ポンプ作用という働きをもち、全身の血流にも大きな影響を与えています。血液が通る血管は筋肉の中にも存在していて、筋肉も血液を送る役割をしています
心臓からもっとも遠い筋肉部位で、下半身の血液循環の中でも静脈血を心臓に送るポンプ作用が強いのがふくらはぎです!ふくらはぎの筋肉を使うことで、血管が押しつぶされ血液が流れやすくなります。これが筋ポンプ作用です。この筋ポンプ作用によって血行が良くなり、心臓の働きを助けることにもつながっています
ふくらはぎにある3つのツボ
「承筋(しょうきん)」「承山(しょうざん)」「飛陽(ひよう)」
ツボの位置の取り方、押し方
自分でできる「ふくらはぎほぐし」
- 仰向けになり、膝を曲げます。右足のふくらはぎを左膝にのせます。
- 右足のふくらはぎを左膝にこするようにほぐします。
- ふくらはぎのアキレス腱側からひざ裏まで、まんべんなくほぐしましょう。
- 左右の足を変えて繰り返します。
座った姿勢でもできます
ふくらはぎをほぐすときは、ふくらはぎの最も膨らんだ部分と、筋肉とアキレス腱の境目、この2か所をポイントに、まんべんなくほぐしましょう!1か所に対して10往復こすりほぐします。痛いところは多めにほぐすようにしましょう
ふくらはぎは第二の心臓!全身の血流にも関わってきます。ふくらはぎを鍛えることで血流が促進され、むくみや冷え性が改善されると言われています。また、老廃物がたまりにくくなり、疲れやだるさ、肩こりが改善されます
日常生活では、ウォーキングやジョギング、階段の上り下りが効果的な運動です。電車やバスを使わずに一駅歩いたり、エスカレーターを使わずに階段を使ったりといった小さな心がけからはじめるのも良いでしょう!!