「オフィスで簡単にできる眠気を飛ばす方法」
仕事中に襲ってくる睡魔・・・ランチの後は特に眠くなりますね。今回は、そんな時にオフィスで簡単にできる、眠気を飛ばす方法について教えてほしい~というリスナーさんのクエストにお答えします!
そもそもなぜ眠くなるのでしょう!?
仕事中に眠くなる理由
体内時計
いくらきちんと寝ていても、午後は眠くなるように体ができています。これは体内時計の仕組みで、意思の問題ではありません。私たちの体は、起床から8時間後に眠たくなるようにできています。朝6時に起きたら、午後2時には眠たくなる。これは自然なリズムです。ランチを食べたから眠くなる、だけではなくて・・・。
午前中の疲れ
午前中に頑張った時は、お昼でリラックスして、その疲れが午後になってどっと出てくる、ということもあるかもしれないですね。脳も体も疲れているので、眠気は「休みたい!」という体からのサインです。
自律神経の副交感神経が優位になる
お昼を食べると、食べたものを消化するために、胃腸の働きが活発になってきます。胃腸に血液が集まりますし、自律神経の副交感神経が優位になります。副交感神経は内臓の働きを司る神経ですが、副交感神経が優位になると眠気がやってきます。だからランチを食べると眠くなるのです。
血糖値が上がって下がるから
お昼にうどん、パンなど炭水化物中心の食事をしていると、午後に眠くなることが多くなります。というのも、炭水化物が多い食事は血糖値を急上昇させてしまうため、下降するのも早くなるのです。つまり、短時間で血糖値が乱高下するわけですが、私たちの体は血糖値が下がると、お腹も空くし、命の危険を感じますから、これ以上エネルギーを使わないように「じっとしていよう」と思うわけです。だから眠くなるのです。
ブドウ糖不足
かといって、炭水化物が足りていないとブドウ糖不足になって眠気が生じることがあります。ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源ですから、午前中に頭を使ってブドウ糖を消費しているのに補給が足りない場合は、午後になってやたらと眠くなってしまいます。
ツボを押す
眠気を飛ばすツボを押してみましょう!
目頭の近くには、睛明というツボがあります!
鼻の骨の上部で、目頭よりほんの少し内側に当たります。
押すというよりは、つまんで引っ張るイメージで、優しく刺激してください。
皮膚が柔らかい個所なので、目の粘膜や眼球を傷つけないように注意しましょう!
このツボを押すことで、疲れ目の解消にもつながります
目が疲れた時、自然に手が届くところに太陽というツボがあります!
眉毛の外端と目尻の外端の間から約2センチ後ろのくぼみです。
太陽は、目の疲れのほか、上下まぶたのむくみやくまの解消、老眼緩和の効果も知られています。
また、肩こりからくる緊張性頭痛や、めまいなどにも効きます!
頭と首の境目で、髪の生え際(襟足)に少しへこんでいるところがあります。真ん中から左右2カ所にあるのが、風池というツボ!
ツボの押し方は、両母指をツボに当て、バレーボールをトスするよう、下から斜め上に押しましょう。頭をわずか後ろに倒して押すと楽に押せます。
このツボを刺激することで、脳の血行促進、眠気解消につながります。
頭と首の境目には、天柱、完骨のツボもあり、眼精疲労などに効果的です!
頭のてっぺんに百会というツボがあります!
頭痛、肩こり、目の疲れのほか、自律神経の働きも整えてくれるので、ストレスや不眠にも役立つツボです。
場所は頭のてっぺん、ほぼ真ん中で少し凹んだ感じがします。
両耳を結んだ線と鼻から上に通る線(体の正中線)が交わる所です。
手のツボ合谷は、人差し指と親指の骨が合流するところから、やや人差し指よりにあります!
合谷は万能ツボといわれています。目、頭の症状には特によく効きます。首や肩の不調、精神的な症状、便秘や下痢にも良いでしょう。
全身にある365のツボのうち、もっとも「脳」に刺激がつたわりやすいツボといわれています!
中指の爪の生え際より2~3mm下に、中衝のツボがあります
もう片方の手の親指と人差し指で、中指を挟むように持ち、ゆっくり深呼吸に合わせて強く押しましょう。
眠気覚ましのほかにも気持ちを静める効果があり、ストレス解消にも効果的です!
ツボなら、何か考え事をしながらでも手軽に押せると思います