「テレワークでの首・肩・背中の疲れ ツボでスッキリ!」
今回は「在宅勤務が続き、パソコン作業で肩や背中がつらい・・・気分転換に部屋を歩いたりしてますが、何かセルフケアできることを教えて~」と、リスナーさんからメッセージを頂きました!
在宅勤務が増え、通勤など移動で体を動かす機会も減り、朝から晩までデスクワーク・・・、背中のこわばり、肩こりや首の痛み、頭痛などを感じるようになった、という声も多いですね
長いPC作業などで起こりがちな、肩や首周りの不調を手軽にケアできる方法を紹介します
★肩こりは肩甲骨周りをほぐして血流改善を
長時間PC作業するようになって、肩こりが気になる、腕こりがひどくなったという人が増えているよう・・・キーボードを叩くために腕や手を動かしますよね。腕は肩とつながっているので、長時間作業していると当然肩にも影響が出てきます。特に自宅だと、机やいすの高さが合っていないために、腕が少し浮いたような状態や、不自然な姿勢でキーボードをたたいている人が多いです。このような状態でキーボードをたたいている人は、肩で腕をずっと支えているので、特にこりがひどくなります
肩こりは、肩甲骨周りが固まってしまうと特につらく感じるので、肩甲骨周りをほぐしてあげるといいですよ!
★ツボ押しの前に 『スワイショウ』という気功体操をやってみましょう
1.まっすぐ立ち、足を肩幅くらいに開きます。腕は自然におろします。
2.腕を前に上げてから、後ろに振り下ろす。
そのまま、遠心力を使って、前後に腕をブランブランさせる。力は使わず、遠心力でブランブランと揺らすのがポイントです。力を抜いてやってみましょう!
腕を前後に振ることで肩甲骨周りが柔らかくなり、肩周辺の血流がよくなります
★首周辺のこりを楽にするツボ
ガチガチになりがちな首をケア。簡単ツボ押しでつらさを軽減しましょう
PC作業は首を前傾させがちですが、前傾させると頭を支えるために首に大きな負荷がかかります。首の角度がまっすぐのときでも、首の筋肉は4~6kgの重さを支えています。首を15度前傾させただけで首には12kgもの負荷がかかり、30度前傾させると、18kgもの負荷がかかることに・・・
これでは首が疲労するのも当然ですよね。また、画面を目で追って動かす際には、無意識に首の筋肉も動いているため、目と一緒に首もさらに疲れてしまうのです
★首の3つのツボ
首の後ろから耳の後ろまでに並ぶ3つのツボは、首こりや肩こりにとても効果があります
天柱
首の後ろにある太い筋肉のすぐ外側、頭蓋骨の下のくぼみにあるツボ。
風池
天柱と完骨の真ん中に位置するツボ。
完骨
耳の後ろ、出っ張った骨の先端すぐ下で、押すと気持ちいいところにあるツボ。
後頭部の神経と関係が深いこの3つのツボは、首こり、肩こり、疲れ目、眼精疲労、頭痛などにも効果があります。疲れを感じたら押して、PC作業の疲れをサポートしてみてください。
★押し方
- 頭をバレーボールに見立て、「トス」を上げるような感じで手を構えます。親指はツボに、親指以外の四指は後頭部に添えます。
- 天柱→風池→完骨と、内から外へ順に押しましょう。少しだけ頭を後ろに倒すのがコツです
- 痛いと感じるツボがあれば、そのツボを押した状態で、頭をぐる~りと、5回まわします。
自宅にデスクがなくて、床に座って、低い机でPCを使っている人も多くいます。これは、腰を前傾してしまうので、腰に負担がかかりやすいのです。腰周辺が疲労して硬くなると、下半身への血流も悪くなります。下半身や足の冷えなども増えてきます。腰への負担を考えると椅子の背もたれにクッションなどを入れ、腰を後ろに10°ほど傾けて座るといいでしょう
また、手ごろなデスクがない場合には、立って作業するのもひとつの手。低めのタンスにPCをおいて作業するなど、視線がやや下向きになる高さにモニター画面がくるよう置くのもおすすめです