「花粉症に効くツボ」
今回はリクエストにお応えして、花粉症の症状を緩和するツボをご紹介します!
スギ花粉の飛散ピーク時期を迎え、今後はだんだんとヒノキ花粉も飛ぶようになってきます。
花粉症の方にはつらい時期が続き、毎日の対策が欠かせませんね・・・。
体質が大きく影響する花粉症は、崩れた身体のバランスを整えてあげれば、症状を軽減することができます
東洋医学に基づいた花粉症対策につながるツボを7つご紹介しますのでぜひお試しくださいね
①目の充血やかゆみ、腫れぼったさを取るツボ
魚腰(ぎょよう)
眉の中央にあるツボです。
骨の上に当たります。
人差し指の腹を小さく使ってツボを探ってみましょう。
軽く圧を加えて小さくクルクル揉みます。押すときは少しだけ上に引き上げるように押すと気持ちいいです。
ツボは眉の上でも下でもなく、真上に取りましょう。
太陽(たいよう)
眉尻と目尻の間から2㎝ほど後ろのくぼみにあるツボです。
人差し指を使って軽く押したらそのまま小さくクルクル揉みましょう。
人差し指の上に中指を添えて揉むと、より丁寧で安全に行えます。
また、押すときは頭の中心に向かって押します。
ギュッ、ギュッと強すぎるのは良くありません。
「痛いけど気持ちいい」までにしてゆっくり押してくださいね
このツボは側頭筋や外眼筋に刺激を与えることになり、眼精疲労やそれが原因で起こる頭痛にも効果があります。
睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根の骨の間にあるツボです。
目が疲れた時に無意識に押さえてしまう場所です。
人差し指と親指の腹でつまんで、ぐっ~と、押しこむように刺激します。
ここも目の近くなので、爪が当たるなどないよう気をつけましょう。
承泣(しょうきゅう)
下まぶたの中央にあるツボです。
眼窩下縁で骨の縁に当たります。
骨の縁を人差し指で軽く押しましょう。
デリケートな場所なので、指が目に当たることなどないよう気をつけて丁寧に押しましょう。
このツボは、疲れ目からくる目の充血に良く使われます。
その他、眼精疲労、眼筋痙攣、かすみ目にも良いです!
②鼻づまりを緩和するツボ
迎香(げいこう)
左右の小鼻のくぼみにあるツボです。
ここに人差し指を当て、その上に中指を添えて下に(手前、自分の方)強めに押すと、鼻の通りがスッとして、鼻づまりの改善に役立ちます。
鼻通(びつう)
小鼻のすぐ横の迎香から鼻に沿って2センチほど上にあるツボです。
鼻づまりがあるとき、ここをぐっと押すと少し痛さを感じますが、ある程度の強さ「痛いけど気持ちいい」くらいで押さないと効果は期待できません!
鼻づまりに効果があるので鼻通(びつう)という名前が付いています
③鼻水を抑えるツボ
大椎(だいつい)
首を前に倒した時、首と背中の付け根に飛び出る骨の下にあるツボです。
首の後ろにあり、少し押しにくい場所なので、小さなカイロを貼ったり、ドライヤーで温めたり・・・、お灸もおススメです
大椎は全身を温めることができるツボ!
ここを温めると首や肩のコリがやわらぎ、エネルギーが高まります。
また風邪気味のときには、この部分を温めると症状がやわらぎます
ツボ押し前の2ステップ
①落とす
いくらツボを押しても、周囲に花粉が舞っていては焼石に水です。
花粉症のツボを押す前に、まず帰宅したら玄関前で髪や衣服、マスク、カバン、靴の花粉を入念に落とします。
特に花粉が一番付きやすいのは足元なので、できるだけ室内に入れないようにしましょう!
②洗う
帰宅したら手洗いや洗顔、うがいを励行するのは当然ですが、その際、目と鼻も忘れずに洗うこと
特に鼻の穴には多くの花粉が付いているので、手で水をすくい、水を鼻の奥まで入れず軽く吸って鼻をかむようにしましょう。
花粉が付いた髪も帰宅早々、入浴して洗いましょう
新型コロナウイルス感染予防として「免疫力を高める」というフレーズをよく聞くようになりました。未知の疫病から私たちの体を守る役目を果たしてくれているのが「免疫」で、ウイルスなどの病原体から私たちを守る「防御システム」のようなものです!
そして、この免疫力を高めるには、十分な睡眠やバランスのとれた食事と併せて「体を温めること」がかなり重要です!!免疫細胞は体温が上昇すると活動が活発になり、防御力がより高まるといわれています。
簡単な免疫力アップ法として、今回ご紹介した首の後ろにある「大椎」というツボをドライヤーで温めるという方法をおススメします
「大椎」は全身を温めることができるツボで、ここを温めると首や肩のコリがやわらいだり、エネルギーが高まる効果も・・・。風邪気味のときには大椎のツボを温めると、症状がやわらぎます
お風呂上りに髪を乾かすついでに大椎を温めると無理なくできるので、ぜひ毎日の習慣にしてみてください