「尿漏れ対策に良い3つのツボ」
リスナーさんからリクエストをいただきました!
Q.最近トイレが近く、尿もれにも悩んでいます。解消ツボなど教えてほしいです。
中年になると、咳やくしゃみをした時に、ちょっと尿漏れを起こすことってあります・・・よね・・・ある調査では40歳以上の女性の8割は、「咳やくしゃみをした時、大笑いした時、運動時に尿漏れをおこしたことがある」と答えています。加齢によって“骨盤底筋”が弱ってきて、咳やくしゃみなど腹圧がかかった時によく起こります。
男性の場合も加齢に伴って、尿漏れの経験があるという人が増えますが、男性の場合は、いわゆる「おしっこのキレが悪い」というのが原因で、トイレの直後に尿漏れを起こすことが多いようです。
頻尿の症状も尿漏れと同じような原因だったりしますが、尿漏れするようになると、 自分の体が衰えたことがリアルに感じられて・・・、ショックを受ける方も多くいます
尿漏れは、加齢による“骨盤底筋”の緩みからきているので、中年期になると、ある程度は仕方がないことですが、悩んでいる方が多いのも事実です。
運動やトレーニングで“骨盤底筋”を鍛えることによって、ある程度は改善することができますが、日々のトレーニングや生活の中に“ツボ押し”を実践することで尿漏れ改善が早まるという効果があります。トレーニングとの相乗効果が期待できますので、ぜひ使ってみてくださいね
尿漏れ改善のツボ 3つ
然谷(ねんこく)
土踏まずにあるツボです。胡坐をかいて、足の裏を上にして楽に座りましょう。土踏まずの真ん中から少しだけ後ろで骨の際、足の甲と足の裏の境目に然谷のツボを取ります。ここは足の冷えにも効くツボです。 ゆっくりと押したり離したりを繰り返し、3分ほどマッサージしましょう。女性の生理不順にも良いツボです!
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの最も高いところから指幅4本分(示指から小指まで)上、脛骨の際に取ります。息を吸って~、ゆっくり息を吐きながら3回~5回ほど押します。息を吐いているときに押すのがコツです。気落ちいい程度に押しましょう。三陰交も冷えによく効くツボです!
中極(ちゅうきょく)
尿漏れに効くツボはお腹にもあります。中極というツボは、泌尿器系全般に効果があります。おへそから指幅4本分(示指から小指まで)下にツボがあります。両手の四指を揃えて重ね、指の腹で軽めにゆっくり押しましょう。1,2,3,4,5~、とゆっくり数えていくと押しやすいです。繰り返して3分ほど指圧してみましょう!
下腹部がいつも冷えている人や膀胱炎になりやすい人には「お灸」がおススメです
尿漏れ改善のためには、トレーニングに加えてツボ押しをすると効果が増します。同時に行っていきましょう。手軽にできますし、健康増進にもなりますから、ぜひ行ってみてください。尿漏れなど気になる方、生活に支障が出るほどの症状の方は、病院で相談して見るのが早道です。悩んでいる方は泌尿器科を受診してくださいね。
骨盤底筋トレーニング 「ヒップリフト」のやり方
まず、仰向けに寝ます。足を腰幅に開き、膝を立ててリラッ~クス。両腕は体側に下ろし、骨盤周りをゆるめます。お腹が床につくイメージで、背骨は一度ぴったり床につけましょう!
お尻を上げていくのですが、このとき、骨盤底筋全体をゆるめる意識でお尻を上げると同時に、背骨を一つずつ丁寧に上げていくイメージです。上まで上がったらそこで10秒キープ。このとき、太ももは開かないように。お尻にかけて筋肉が使われていることを意識しましょう。一呼吸ついたら、ゆっくり、背骨を意識しながらお尻を下ろしていきます。最後は、恥骨がおへそに近づくイメージでお腹に力を入れて、脱力します。5回行いましょう。慣れてくると、より上手にできるようになります。
朝起きた時や寝る前の横になっている時がチャンスです。お風呂上りなど、筋肉がやわらかくなっている時もチャンスです!習慣化すると、いつの間にか骨盤底筋が鍛えられて、尿もれしにくくなります今は尿漏れを経験したことがない人でも、年齢が上がるにつれ、尿漏れを起こす可能性が高くなっていきます。今のうちから鍛えておけば、将来不安を感じることが少なくなります。尿漏れは加齢と共にひどくなってきます。筋力が落ちてくるから、お腹も出てきますし、骨盤底筋も緩んでくるのです。ぜひ続けてみてくださいね